【ライブレポート】Little Black Dress、ライブのスペシャルゲストに元・男闘呼組の成田昭次が登場

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シンガーソングライター・Little Black Dressが11月3日、神奈川・Billboard Live YOKOHAMAで単独公演<参ったな2020 Little Black Dress>を開催した。

◆ライブ写真

1998年生まれ、岡山県出身のLittle Black Dressは2019年5月にデジタルシングル「双六/優しさが刺となる前に」でデビュー。“歌謡ロック”をテーマにした音楽性と高い歌唱力で話題を集めている。2020年4月には中国の人気テレビ番組『SINGER』に出演し、5億人以上の視聴者の前でパフォーマンスを披露した。

また、9月には「Mirror/ちょーかわいい」、さらに10月には新曲「だるま落とし」をリリース。「だるま落とし」のミュージックビデオでは故・山本寛斎のコレクションとのコラボレーションが実現した。

11月3日のライブは新曲「だるま落とし」でスタート。生々しいロックサウンドと凛としたヴォーカルを響かせ、オーディエンスも手拍子で応える。続いて波乱万丈の人生を描いたロックチューン「双六」、官能的なメロディが印象的な「Mirror」を披露し、最初のMCへ。


この日は彼女の22才の誕生日。「誕生日に、大好きな仲間たち、応援してくださっているファンのみなさまと一緒に、この素晴らしいライブハウスでライブができるのは、本当に幸せです」「今日は“参ったな2020”というタイトルのライブ。日頃の鬱憤、我慢を晴らして、幸せな気持ちを持って帰ってください!」と語りかけると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

彼女がMCをつとめる、昭和歌謡を中心とした日本の音楽の魅力を発信するラジオ番組『TOKYO MUSIC SHOW』を紹介した後は、“昭和歌謡メドレー”を披露。沢田研二の「勝手にしやがれ」、山口百恵の「横須賀ストーリー」、中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」を表情豊かに歌い上げ、自らのルーツ音楽をしっかりとアピールした。

この後は、シンガーソングライターとしての奥深い魅力を感じられるコーナーへ。カントリー調の明るいサウンドと、「花の成長と人の生き様を照らし合わせながら書きました」という歌詞が一つになった未発表曲「名もなき花」、そして、“何かを犠牲にしたあなたは美しい”というフレーズが突き刺さる「優しさが刺となる前に」。ひとつひとつの言葉に強い感情を込めたヴォーカルも強く心に残った。

ここでスペシャルゲストが登場。“歌謡曲について調べているなかで、男闘呼組が大好きになった”というエピソードとともに呼び込まれたのは、元・男闘呼組の成田昭次。「10年以上ぶりなので緊張しています。コロナ禍にも関わらず、駆け付けてくれてありがとうございます」と挨拶し、「秋」のアコースティックヴァージョン、そして男闘呼組のデビュー曲「DAYBREAK」を披露。メインヴォーカルを成田、コーラスをLittle Black Dressが担当し、昭和と令和をつなぐ貴重なセッションが繰り広げられた。


本編のラストは「しがらみから抜けて、自由に生きていける選択肢はたくさんあると思います。これからも前を向いて進んでいきましょう!」という言葉に導かれた「野良ニンゲン」。軽快なスカビートとともにLittle Black Dressのポップな歌声が響き、ライブの雰囲気は最高潮に達した。


アンコールでは、成田がLittle Black Dressにバースデーのバラの花束をプレゼントするサプライズも。最後に全員で「ちょーかわいい」を演奏し、心地よい高揚感とともにライブは幕を閉じた。

なお、この日のMCでは12月27日に東京・Billboard Live TOKYOで追加公演が行われることも発表されている。

■ライブ情報

<Little Black Dress 参ったな2020 Final>
公演日:2020年12月27日(日)
会場:東京・Billboard LIVE TOKYO
※公演の詳細は決定次第、オフィシャルサイト、SNS等でアナウンスされます。

■リリース情報

デジタルシングル「だるま落とし」
2020年10月28日(水)リリース
https://nex-tone.link/lbd-darumaotoshi

◆Little Black Dress オフィシャルサイト
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