【ライブレポート】SOMETIME’S、極上の音を届けた配信ライブ「素敵な夜になっていると嬉しいです」

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SOMETIME’Sが、11月6日(金)にMTV Japan公式YouTubeチャンネルより、配信ライブ『SOMETIME’S "TOBARI" RELEASE EVENT「YouTube Streaming Live vol.2 supported by MTV」』を開催した。このライブには、盟友YONA YONA WEEKENDERSを迎えた。到着したライブレポートをお届けする。

◆SOMETIME’S ライブ写真

SOMETIME’S は、ソウルフル且つファンキーな洋楽サウンドに70年代〜80年代の日本のシティポップを織り交ぜ、2020年ならではのサウンドメイクを施したSOTA(Vo.)とTAKKI(Gt.)による2人組ユニット。10月21日(水)に初の全国流通EP『TOBARI』をリリースしたばかりだ。

YONA YONA WEEKENDERSからバトンを受け取り、軽快なSEとともにステージに登場するメンバー。EP『TOBARI』のジャケットアートワークをイメージしたシャンデリアと赤カーテンが印象的な非日常空間が目の前に広がっていく。会場には6台のカメラ。レールもしかれ、様々な角度から通常のライブでは撮影できないシーンも観られる、無観客ライブならではのスペシャルな環境。バンドメンバーは、ホーンセクションを含め8名参加とゴージャスだ。

まず、ステージでシェイクハンドする結束力の強さを感じられるSOTAとTAKKIのふたり。時代感あるジャケットスタイルなファッション。TAKKIは黒のテレキャスを抱えている。

オープニングを飾るのはライブでおなじみの極上のメロディーを持つキラーチューン「Take a chance on yourself」。SOTAによる「ようこそ、楽しみにしてました!」というハイテンションな雰囲気のまま、一気に会場を至福な空間へと変える音楽のマジック。伸びやかなギターソロの気持ち良さ、ホーン隊が絡み合う快楽ポイント突きまくりのサウンドに魅了されていく。



勢いそのままにファンクなアッパーチューン「Get in me」では、キラキラ輝くシンセフレーズを軸としたサウンドが眩くもポップ。刻まれるTAKKIによるギターカッティングの心地よさ。安定感あるSOTAのソウルフルな歌声の痛快さに心を鷲掴みされる。そして、せつなポップを奏でる「Simple」では、シャボン玉が舞うようなサウンドが耳に優しくも気持ちが踊る。ギターソロ前のカッティングの飛び跳ねたくなるビートセンスからの弾ける最強のギターソロ。これでもかと画面越しにオーディエンスを扇情していく。

Drum冨田洋之進(Omoinotake)の3カウントから、TAKKIによるギターカッティングが映える人気曲「シンデレラストーリー」では、ホーン隊による分厚いサウンドが誇る高揚感がたまらない。生き物であるライブの素晴らしさを体感させてくれる極上のポップナンバーだ。

「SOMETIMESです。よろしくおねがします。どうですかTAKKIさん?」と、隠しきれない緊張をメンバーに委ねるボーカリスト、SOTA。「嬉しいです。(SOMETIME’Sにとって)2回目の配信ライブなんですけど、今回はステージでライブができて(1回目は敢えてフロアでライブを実施)。」と答えるギタリスト、TAKKI。SOTAは「どうやら、めっちゃ曲を楽しんでくれているけど、ファンだと公言しない隠れSOMETIMESファンがいるらしいんですよ。フォロワー数とか表面的な数字を見て、俺たちを推していいのか悩んでいる層がいるみたいで(苦笑)。」と、ユーモラスに自分たちのファン層の分析をしはじめる。

そして「次の曲は街中でかかっているらしいです。『I Still』聴いてください。」と、秋めいた季節にふさわしいバラードを披露。途中、SOTAによるサビフレーズとTAKKIのギターが裏メロを奏でながらハモる展開が熱い。続く、SAX永田こーせーから入るイントロダクション。たゆたうように優しく歌うラブバラード「Masterpieces」では、気がつけばフロア上空にミラーボールが回っていた。

中盤では「今日は8人のメンバーでお届けしています。次はサポートメンバーにも注目して聴いてみてください。」と、歌心伝わる軽快なポップナンバー「Stand by me」をプレイ。途中、ソロ回しタイムでは、パーカッションソロ(ぬましょう)、ドラムソロ(冨田洋之進(Omoinotake))、ベースソロ(佐々木恵太郎)、キーボードソロ(小幡康裕(コアラモード.))、サックスソロ(永田こーせー(EMPTY KRAFT))、トランペットソロ(大泊久栄)、サウンドが熱く絡み合い濃厚なメロディーを展開していく。


ここで、デビュー曲「Honeys」を満を持して披露。イントロからSOTAが煽り、TAKKIがギターで追いかけていく気持ちの良いアンサンブルがたまらない。思わず身体が動いてしまうエモーショナルなダンスチューン。途中、ギターソロで弾ける、海が見えるようなフレーズが痛快だ。

SOTAによる「みなさんいかがお過ごしですか? 素敵な夜になっていると嬉しいです。」とMC。そして「あっという間でしたね。これまでやったことない曲もやったり。」と答えるTAKKI。「どうでしたか? 僕たちSOMETIMESは2人だけのバンドで、今日はサポートメンバーに助けていただいて。そろそろ画面越しでないライブをしたいですね。ずっとしゃべりつつけてしまいそうな勢いなので、今日はこのぐらいに。SOMETIMESでした。」とSOTAが締める。

ラストは、おだやかなビートから心休まるポップソング「Morning」へ。 MBS/TBSドラマイズム『そのご縁、お届けしますーメルカリであったほんとの話ー』のオープニング主題歌に起用されたナンバー。実はSOTAの弟が楽曲の題材になったのだという。ライブハウス空間、そして画面越しのオーディエンスへ想いを120%伝えながら、SOMETIME’Sによる2回目となるオンラインライブのステージは幕を閉じた。

テキスト:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
撮影:後藤壮太郎


そしてライブ後には、コロナ以降初となる有観客フリーワンマンライブの開催を発表。2021年1月15日(金)に、ホームでもあるShibuya MilkywayにてSOMETIME’S "TOBARI" RELEASE EVENT Vol.2「Invitation Only Live」を開催する。完全無料招待制(2ドリンク制)で、配信ライブ後より申し込み受付もスタートしている。

当日は新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインを遵守し、然るべき安全対策を講じた上での開催を予定だ。1次先行抽選が11月13日(金)22:00までとなっている。


■ライブ情報

■SOMETIME’S "TOBARI" RELEASE EVENTライブ情報
【アーカイブ配信期間】11月12日(木)23:59迄
SOMETIME’S "TOBARI" RELEASE EVENT
「YouTube Streaming Live vol.2 supported by MTV」
2020年11月6日(金)19:30 START
CAST:SOMETIME'S / YONA YONA WEEKENDERS
TICKET:FREE


■SOMETIME’S "TOBARI" RELEASE EVENT Vol.2 ライブ情報
<Invitation Only Live>
2021年1月15日(金) @ Shibuya Milkyway
OPEN/START 19:00/19:30
TICKET:FREE (WITHOUT 2 DRINKS)
1次先行受付期間:2020.11.6(金)22:00〜11.13(金)22:00
【エントリーフォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeR5y1OkvTHOg35xwVrch8ZRLgCuAXIDypn78CWX15UfYo98w/viewform?usp=sf_link

※当イベントは有観客の完全招待制ライブとなります。
※下記URLからご予約(エントリー)していただき、抽選期間終了後に当選者のみインヴィテーション、当日の注意事項をお送りさせていただきます。
注意事項を遵守いただける方のみ入場可能となります。
※当日は新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインを遵守し、然るべき安全対策を講じた上で開催されます。
ご記入頂きました個人情報につきまして、万が一感染症が発生した場合のみ保健所その他関連機関に提出する場合がございますが、その他の目的で使用することは一切ございません。


EP「TOBARI」(トバリ)

2020年10月21日(水)発売
STCR-1001 税別1,800円
形態:CD Only(6曲入り)
・収録曲
 M1.Get in me
 M2.Honeys
 M3.Take a chance on yourself
 M4.Simple
 M5.I Still
 M6.Morning(MBS/TBSドラマイズム「そのご縁、お届けしますーメルカリであったほんとの話ー」オープニング主題歌)

■SOMETIME’S EP『TOBARI』(トバリ)
https://lnk.to/_TOBARI

◆SOMETIME’S オフィシャルサイト
◆SOMETIME’S オフィシャルTwitter
◆SOMETIME’S オフィシャルInstagram
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