フィル・ラッド、AC/DC復帰はマルコム・ヤングの葬儀がきっかけ

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Photo: Josh Cheuse

フィル・ラッド(Ds)が、AC/DCに復帰するまでの経緯を明かした。2017年11月にオーストラリアで執り行われたマルコム・ヤングの葬儀でアンガスと話したのが転機になったという。

彼は『Let There Be Talk』でこう話した。「アンガスと俺はマルの葬式で話し、近況を伝え合った。(2014年にリリースしたアルバム『Rock Or Bust』の後)クレイジーな騒動が起きた。でもその後、俺は気合を入れ直し、ちょっとしたバンド活動を始め、ヨーロッパでプレイしたり、(ソロ・)アルバムを作ったりしてた。彼らは、俺がまだプレイしていることを知っていた。だから、葬式でアンガスと会って話していたとき、彼から(AC/DCの)新作をやる気はあるかってようなことを訊かれたんだ。彼は翌日、曲作りを始めてたよ。スタジオに入り、すぐに作り始めてた」

ラッドは2014年11月にリリースされた前作『Rock Or Bust』でプレイしたが、その後、様々なトラブルを起こし、翌年4月にスタートしたツアーには参加せず、クリス・スレイドが代わりを務めた。ラッドは当時、「いま、考えることがいっぱいある。俺は大人になった。でも、歳を取ったわけじゃない。そこに違いがあると願っている。俺はまだドラムがプレイしたい」「ボーイズ達のとこに戻り、また続けていくチャンスが欲しい」と、AC/DCへの復帰を切に願っていた。

AC/DCは今週金曜日(11月13日)、フィル・ラッド、ブライアン・ジョンソン(Vo)、クリフ・ウィリアムズ(B)が復帰し制作されたニュー・アルバム『POWER UP』をリリースする。

Ako Suzuki
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