メタリカ「ロックンロール・バンドにとってリモート・ワークは簡単なことではない」

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Photo by Anton Corbijn

メタリカはこの数ヶ月、メンバー4人が離れた場所にいながら曲作りに取り組んでいるが、想像に難くなく、簡単なことではないと実感しているという。

ラーズ・ウルリッヒ(Ds)は、『CNBC Evolve Summit』でこう話した。「ロックンロール・バンドには、リモート・ワークは超簡単なことじゃない。時間の遅れだったりいろんなことが物事を困難にしてる。一番肝心なのは、俺ら、お互いの音を聞きたいってとこだな(笑)。4人一緒に集まれたら、お互い繋がることができ、お互いの音を聞くこともできる。(いまは)俺がサンフランシスコでプレイし、2人のギタリスト、カーク(・ハメット)とジェイムズ(・ヘットフィールド)はオアフかコロラドにいるから、大幅な時間のズレが生じるわけだ。同時にプレイするのはすごく大変なんだよ。俺がビートをプレイし、彼らがそれに合わせてプレイしたとしても、お互いの演奏が聴き取れない。厄介な事態だよ。いま、俺らのレコーディング・チームやプロダクション・チームが世界中のソフトウェア・メーカーと話をしているところだ」

メタリカのメンバーは8月、北米のドライブイン・シアターで上映するコンサート映画(無観客ライブ)のため、久しぶりにスタジオで集まったが、引き続きその場でアルバムの制作に取り掛かることはしなかったようだ。

彼らは今週末(日本時間11月15日午前7時)、再度、バンドのHQに集結し、アコースティック・パフォーマンスを世界に向けライブ配信する。

Ako Suzuki
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