TASCAM、レコーディングミキサー「Model 12」にライブ配信での音ズレの悩みを解消する新機能

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ティアックが、TASCAMブランドの12トラックライブレコーディングミキサー「Model 12」に、ライブ配信時の音に関する大きな悩み「音ズレ」をカンタンに補正できる新機能を追加。「アウトプットディレイ」機能が追加となるファームウェアの無償アップデート「V1.20」をリリースした。

インターネットライブ配信において映像と音声のズレは大きな悩み。音楽ライブでは特に重要視される問題だ。音ズレは送出ビットレート値の設定や、回線の状況、映像機器との相性などさまざまな原因が考えられる。音声に対して音が遅れるという事例に対しては、OBSやXSplitなどの配信アプリや音声入力可能なビデオミキサーでオフセットディレイを調節できるものがあるが、遅延させた音声をモニターする方法は限られていた。


▲Model 12はマルチトラックレコーダー機能を内蔵したコンパクトな多機能ミキサー。USBオーディオ/MIDIインターフェイス、DAWコントロール機能に加え、ポッドキャスト番組制作に便利なミックスマイナス機能やスマホ経由でトーク番組への参加を可能にする入力などユニークな機能を搭載する。マルチトラックレコーダー機能は12トラックを最大48kHz/24bitでSDカードへ直接録音可能。

こうした問題を解決してくれるのが、新たにライブレコーディングミキサー「Model 12」に搭載された「アウトプットディレイ」。この機能を使えば、映像の遅延に対して音声の補正およびモニターが可能となる。


▲映像の遅延に対して音声の補正が行える「アウトプットディレイ」機能。ライブ配信用端末にはディレイON、ライブ会場のPAにはディレイOFFで送出。

「Model 12」の音声出力の遅延補正は本体のみで行える。ジョグダイヤルで0~2000msの任意の値(1ms単位)を指定するだけ。ディレイ・タイムを100msごとにスキップしておおまかに設定したあと、1msごとの微調整も可能だ。

配信用オーディオインターフェイス「MiNiSTUDIOシリーズ」で好評の機能であるUSB出力のディレイのほか、メインアウトにもディレイをかけることができる。これにより、「TASCAM VS-Rシリーズ」などのハードウェアエンコーダーでライブ配信する際も容易にオフセットディレイをかけて映像の遅延に音声を合わせることが可能だ。

さらにメインアウトにかけたディレイ音はヘッドホンでモニターすることが可能。これにより、OBSなどの画面上に映し出されたキャプチャー映像と実音を聞きながら直感的にディレイ音を合わせることができる。

これらの機能については解説動画も公開されている。「Model 12」のユーザーはもちろん、導入を検討している人はこちらもチェックしてほしい。

製品情報

◆Model 12
価格:オープン(ティアックオンラインストア価格 71,280円 税込)

<ファームウェア V1.20のおもな特徴>
OUTPUT DELAY(アウトプットディレイ)機能の追加:
MAINミックスのUSB出力、アナログMAIN出力(XLR端子、ヘッドホンモニター)の音声補正ディレイが調整可能に。
価格:無償
リリース日:2020年11月12日
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