【インタビュー】Girls²、9人の魅力が大きく弾けるダブルリードEP『大事なモノ/#キズナプラス』

ツイート

テレビ東京系で放送中のガールズ×戦士 シリーズから誕生したガールズグループmiracle²(ミラクルミラクル)、magical²(マジカルマジカル)、mirage²(ミラージュミラージュ)のメンバーから9人が集結して結成されたガールズ・パフォーマンスグループGirls²(ガールズガールズ)。今年は自身初のライブツアーが中止になるニュースもあったが、CDリリースや主題歌も担当した映画が2本公開されるなど、精力的な活動が続いている。今回はライブに対するそれぞれの思いや自粛期間中に行ってきたSNSでの交流について、また、最新作『大事なモノ/#キズナプラス』にまつわるエピソードを中心に話を聞いた。

■テレハイタッチ会はコミュニケーションできて嬉しかった
■直接会いたいなって気持ちがますます強くなっちゃいました


――今年はオープニングアクトとして出演予定だった<E-girls PERFECT LIVE 2011―2020>の2月29日以降の公演が同様に中止になり、9箇所13公演を行う予定だった<Girls² LIVE TOUR 2020 ~チュワパネ!~>も中止に。その間はどんな気持ちで、どんなことをして過ごしてきましたか?

増田來亜(以下、増田):正直コロナ禍ということで仕方ないなというのはありましたが、やっぱりメンバー全員、残念だなという気持ちはすごくありました。だけどファンの方からは応援の言葉をたくさんいただいて、励みになりましたね。

山口綺羅(以下、山口):また会えるのを楽しみにしているよっていう言葉が本当にたくさんあって、それがとても嬉しかったです。次に生かさなきゃなって思いました。

小田柚葉(以下、小田):みんな時間を削って練習をしていたし、ライブのために体力づくりも頑張っていたから、悔しいという気持ちが大きかったです。でもその思いは、次のライブにぶつけようって思えるようになりました。

隅谷百花(以下、隅谷):次のライブのための時間がたっぷり出来たということでもあるし、自粛期間中に頑張ってきたことも含めて、(次に向けての)心の余裕も出来たんじゃないかなって思いました。

菱田未渚美(以下、菱田):自分自身の気持ちに余裕が生まれると周りのことをもっと見ることが出来るようになるから、ダンスもこれまで以上に揃うようになってきた気がします。


▲『大事なモノ / #キズナプラス』【初回生産限定ダンス盤】


▲『大事なモノ / #キズナプラス』【初回生産限定ライブ盤】


▲『大事なモノ / #キズナプラス』【通常盤】

――なるほど、前向きな効果が生まれたわけですね。

鶴屋美咲(以下、鶴屋):はい。私たちが出演している『おはスタ』なんかもそうなんですが、新しい形で画面の向こうの皆さんと繋がるというか、一緒に踊るようなアイデアも生まれたりしました。楽しみ方が増えたなというのはありましたね。

小川桜花(以下、小川):私は基本的にポジティブな性格なんですが、さすがに中止が決まった時は「せっかく頑張ってきたのにな…」って思っちゃったんです。でももしかしたら、これはもっと自分たちを磨いてからのほうがいいんじゃない!?っていうサインかもしれないなと思ったんですよね。これで一生パフォーマンスが出来ないわけじゃないんだから、さらにスキルアップした私たちを見せよう!そう思えるようになりました。

原田都愛(以下、原田):確かに中止が決まるまでのリハでは「ここ、ヤバい!」とか「あれも、これも急がなきゃ!」っていうところがあったけど、今はもっと落ち着いて「自分にはここが足りないんだな」って考えられるようになったんです。いいタイミングではあったのかなって思います。

石井蘭(以下、石井):悔しい悲しいって言うだけじゃなく、その分おうち時間を大切にしようっていうことで、個人個人が普段家でやっていることとか、日頃あまり伝えないようなことを発信したりすることもできて、いい面もたくさんありました。TikTokなど、みんなで新しいことをやろうって立ち上げたこともあったりして、パフォーマンスだけじゃなく、私たちの素の部分を伝えられる期間でもあったと思っています。


▲隅谷百花

――ひょっとしたら、これまで以上にファンの皆さんとじっくりコミュニケーションが取れた期間だったということかもしれないですね。

小川:本当にそうだと思います。TikTokの「デュエット」という機能があるんですが、ファンの方が私の動画を使って踊ってくれたりしてるのを見るのが好きでよく見ていたんですね。実際に会えるわけではないけど、ある意味すごくいいコミュニケーションだなって思っていました。

山口:オンラインのビデオ通話で、テレハイタッチ会というのもやりました。ファンの方の顔をひとりひとり見ることが出来たし、少しの時間だったけど会話も出来たりして。もちろんそれもすごくいいコミュニケーションだなって嬉しかったけど、直接会いたいなって気持ちがますます強くなっちゃいました(笑)。

石井:お母さんと一緒に話すことを一生懸命練習している子がいたりして、嬉しかったです。


▲増田來亜

――他にもいろんな試みがあったと思いますが、印象に残ったものがあったら教えてください。

鶴屋:ファンクラブサイトでブログをやっているんですが、これまでは報告が多かったんですね。こういうことしました、こういうところに行って来ましたって。でも「あつまれ どうぶつの森」の写真機能を使った大喜利の企画をやったら自分が思っていた以上に楽しくて、ブログって何でもありなんだなって思えたんです。本当に書きたいことを書いて、より自分らしさを出していこうって思うきっかけにもなりましたね。

増田:ファンクラブの企画で、1分間電話で話せるっていうのもやっているんです。緊張して泣いちゃう人とかもいますけど、そういうのもめっちゃ嬉しいなっていつも思いながらお話ししています。


▲原田都愛(

――ちなみに、メンバー間のコミュニケーションはどうしていましたか?また、Girls²として実際に顔を合わせてのレッスンなどが再開した時は、何か改めて感じる感覚があったりしましたか?

小川:自粛期間中とか、リモートの画面では会ってましたけど。

山口:久しぶりに会った時は変な感じがした(笑)。

隅谷:緊張したよね(笑)。

山口:いつもあんなに一緒にいたのに、急にいられなくなったから。都愛とか、全然喋らなくなっちゃってて(笑)。

原田:元からあまり喋らないんですけど(笑)、家にずっといると本当に最低限のことしか喋らなかったんですよ。だから「どうやって喋ってたっけ?」って(笑)。

小田:久々に会えた時は嬉しかったけど、やっぱり緊張はした(笑)。

増田:実際に顔を合わせたのは、動画収録の日だったね。

隅谷:よく覚えてる!

増田:私も最初どうやって話しかけたらいいかわからなかったから、あの日はすごく覚えてる(笑)。


▲石井蘭

――みんなそうだったんですね(笑)。

菱田:私、ファンの人みたいな気持ちになりました。久々にみんなに会って、「え、写真撮りたい」って思ったし(笑)。「いつも画面で見てる人だ」ってなっちゃって(笑)。

◆インタビュー(2)へ
この記事をツイート
365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

この記事の関連情報