ヴァン・ヘイレン、アンソニー、ヘイガー、シェローンとの再結成ツアーを検討していた
ヴァン・ヘイレンが2019年に元メンバー、マイケル・アンソニー(B)を迎えたツアーを計画していたことは知られているが、ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンによると、アンソニーだけでなく、サミー・ヘイガーとゲイリー・シェローン、過去のシンガー2人ともリユニオンする話が出ていたそうだ。
◆ヴァン・ヘイレン画像
残念ながら、エドワードの体調が優れず、2019年夏に北米で計画していたツアーは開催できなかったが、月曜日(11月16日)SiriusXMの『The Howard Stern Show』にゲスト出演したウルフギャングは、自身のソロ・アルバムの制作を始めたときにいいアイディアが浮かび、父にそれを伝えたと明かした。
「“ねえ、これってクールだと思うんだけど……、僕が(ヴァン・ヘイレンのツアーで)オープニング・アクトをやって、マイクがカンバックしたら……”って言ったんだ」最初は、ウルフギャングがこれまで通りベースをプレイすべきだと主張していたエドワードだったが、「時間が経つにつれ、このアイディアに乗り気になっていた」という。「僕は父をワクワクさせたんだ。僕ら、Kitchen Sinkツアーにしたらなんて冗談を言うまでになってた。なぜなら、(アンソニーを加えようとの話に)父が承諾した後、“よし、じゃあデイヴ(・リー・ロス)とヘイガー、それにシェローンも誘おう。とてつもなく大きく素晴らしいことをやろう”って話だったから」
父子はマネージャーにこの計画を先に進めるよう委ねたそうだ。それにより、デイヴィッド・リー・ロスが2018年12月、翌年夏に“オリジナル”のヴァン・ヘイレンの公演があるとほのめかしたり、アンソニーの復帰が噂され始めたのだが、2019年初め、エドワードに脳腫瘍が見つかり、実現するのは不可能になったという。
ウルフギャングは、エドワードが2017年の終わりにステージ4の肺がんで余命6週間と診断されたことも明かしている。しかし、ドイツで治療を受け、健康は一時、新ツアーを計画するまでに改善していたそうだ。
また、ウルフギャングはこのインタビューで、父亡きあと、彼がギターのポジションを引き継ぎ、叔父アレックス(Ds)、ヘイガー(Vo)、アンソニー(B)とヴァン・ヘイレンを続けるとの噂を再度否定した。「僕は父じゃない。彼の代わりを務めるつもりはない」「父は怒ると思うよ。“なにやってんだ? 自分のことやれ”って言うだろうね」ファンの間でこのような噂が流れるのは理解できるが、「僕の意見では、エディ・ヴァン・ヘイレンなしのヴァン・ヘイレンはあり得ない」「音楽は永遠に生き続けるが、エディ・ヴァン・ヘイレンなしで続けていくことはできない」と話した。
Ako Suzuki
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