システム・オブ・ア・ダウン、15年ぶりに新曲発表も「すぐに次ってことはないだろう」

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システム・オブ・ア・ダウンは今月初め、15年ぶりに新曲「Protect The Land」と「Genocidal Humanoidz」の2曲をリリースしたが、ギタリストのダロン・マラキアンによると、残念ながら、これを機に彼らがさらに新しい音楽を制作し続けていくわけではないという。

◆システム・オブ・ア・ダウン画像

「Protect The Land」は1年半前に作ったもので、マラキアンは彼のもう1つのバンド、スカーズ・オン・ブロードウェイ名義でリリースしようと考えていたそうだ。マラキアンは『Guitar World』誌のインタビューで、こう語った。「俺は、あれらの曲をスカーズ・オン・ブロードウェイでリリースするところだった。それが、アルメニアであんなことが起き、俺たちは自分らの違いを乗り越えることにしたんだ。俺らの違いっていうのは、バンドの中でのことだけだ」

メンバーの関係は良好なものの、彼らの間にはまだクリエイティブ面で相違があり、バンドとしてはなかなか前に進めないという。「絶対ないとは言わないよ。でも同時に、システム・オブ・ア・ダウンがこの後すぐにもっと何かやるっていうのは、俺は期待していない。ファンはこの2曲を気に入ってくれたようだ。俺にとってはそこが重要な点だ」

「いまのとこ、ここまでだ。この後もっと何かあるとしたら、そのとき、話し合うことになるだろう。でも、いまは俺は自分のこと、彼らは彼らのことをやり続ける。全てクールだけどね。俺は(新曲の)反応を本当に嬉しく思ってる」

システム・オブ・ア・ダウンは、新曲をリリースし、アルツァフの独立を巡る紛争を終わらせようと始めたキャンペーンで、1週間足らずで60万ドル(約6,300万円)以上の支援金を集めた。

Ako Suzuki
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