BOSS、真空管アンプのサウンドと弾き心地を追求するギターアンプ最上位モデル「Nextone Special」

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ローランドから、独自の「Tube Logic」を採用し、真空管アンプ特有の音色と弾き心地を再現したBOSSブランドのギターアンプ「Nextoneシリーズ」の最上位モデルが登場。「Nextone Special」が、12月19日に発売される。

2018年に発売された「Nextoneシリーズ」は、真空管を採用したギターアンプの内部回路の複雑な振る舞いをBOSS/Roland独自のアンプ設計手法である「Tube Logic」によって忠実に再現したモデル。音の温かみや抜けのよさ、音量を上げた時に得られる音の艶や音圧感など、真空管ギターアンプならではの表現力をこだわりの「クラスAB方式」回路設計で実現している。


今回登場の「Nextone Special」では、アンプの心臓部ともいえるパワー・アンプ部を強化。アンプが発音する際に起こるさまざまな相互作用を再現することで、より躍動感のあるサウンドを実現した。人気の真空管ギターアンプに採用されている4タイプのパワー・アンプを搭載しているのも注目。「6V6」「6L6」「EL84」「EL34」という、代表的な4種類の真空管パワー・アンプの特性を選択可能。演奏する楽曲に合わせて、好みの特性をカンタンに選んで演奏が楽しめる。


アンプのサウンド・キャラクターに大きなウェイトを占めるスピーカーには、ヴィンテージのサウンドと高い耐久性を備えた新開発の12インチ・カスタム・スピーカー「WAZA B12W」を搭載。1960年代から多くのギタリストの人気を集め続ける「ブルー・ベル・スピーカー」のサウンドを再現する。


ギタリスト自らが好みの仕様にチューニングできるのも大きな特徴。CLEAN/LEADのそれぞれのチャンネルにおいて、EQ設定、内蔵エフェクトをはじめ、従来では専門的な知識と技術を要したパワー・アンプ・セクションでの音づくりをカンタンに行うことが可能。また、専用エディター(Windows/Mac対応)を使えば、さらに緻密なセットアップを行うことができる。熟練の技を持つアンプ・ビルダーが、厳選した素材を使い、ギタリストに合わせて作りあげる「ブティック・アンプ」のように、「Nextone Special」は、ギタリストが自身の好みのアンプに組み上げることができる。いわば「モダン・ブティック・アンプ」というわけだ。


ライブでの視認性を考慮し、コントロール部は本体前面に配置した。視認性に優れたホワイトのノブで状態を容易に把握することが可能。また、本体背面には8Ω/16Ωの外部スピーカー・アウトを装備、外部スピーカーの増設も行える。ほかにもエフェクト・ループ、外部フット・コントローラーによるコントロール、PAなどへ接続可能なXLR端子、MIDIコントロールへの対応など、充実の機能を搭載する。



製品情報

◆Nextone Special
価格:オープン(税込市場想定価格 110,000円前後)
発売日:2020年12月19日
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