AC/DCのブライアン・ジョンソン、帽子をかぶるようになったのは弟からの薦め

AC/DCのヴォーカリスト、ブライアン・ジョンソンはトレードマークの帽子を弟から薦められ、ステージでかぶるようになったという。
英国のデジタル・ラジオ局Planet Rockのインタビューで、帽子なしの姿を最後に目撃されたり写真を撮られたのはいつかと問われたブライアンは、「こういうときはいつもかぶってるよ」と答え、ステージでかぶるようになったのは、弟が貸してくれたのがきっかけだったと話した。
「忘れもしないよ。僕はかつて、英国北東部周辺にあるワーキング・メンズ・クラブなんかでプレイしてたんだ。(70年代)Geordieってバンドで、凄く激しいパフォーマンスだった。クラブにはエアコンなんてなくて、僕は汗だくになってた。特に冬だ。クラブは満員で、暖房がガンガンにきいてたから。僕はいつも汗だらけで、髪の毛や汗が目に入りチクチクしてたんだ。で、ある夜、弟のモーリスが見に来て、パフォーマンス途中の休憩で一緒にビールを飲んでたら、“目が真っ赤だよ!”って言われた。“わかってる、汗だよ”って答えたら、“これかぶりな”って彼のキャップを貸してくれたんだ。当時、北部の人たちはみんな、キャップをかぶってた」
「それで、後半のパフォーマンスでかぶってみたんだ。僕は、“こいつは素晴らしい! 自分用に買うよ”って言ったら、弟が“あげるよ、僕はこれはかぶらないから”って……。その後、僕らは“いいバンドだ。シンガーがキャップをかぶってるあれ”って言われるようになったんだ。すぐに、それで覚えられることになった。“なんてバンドだっけ? シンガーがキャップかぶってるやつ”“ああ、Geordieだよ”って感じでね」
ブライアンはいま、公の場で「誰だかばれたくない」ときは帽子をかぶらないようにしているそうだ。
Ako Suzuki
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