【インタビュー】DarkestoRy、ストーリー性のある歌と朗読で世界を表現する朗読アーティスト

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■今はこういう状況なので直接お会いする機会は少ないですが
■配信などでDarkestoRyの世界を発信していきたいと思います


――DarkestoRy初のCD『マリスの晩餐 Music Selection』は「マリス盤」「ダルカ盤」「パンドラ盤」の3種類が同時リリースとなります。発売が決まった時のお気持ちを聞かせてください。

有隅:CDに関しては「いずれ」とは聞いていたのですが、嬉しいなと思う一方で「え!?」という驚きもありました。ちょうどコロナが一番大変な時期で公演もままならなかったから、こんな状況下でCDが出せるんだ!って。

折原:これまで朗読ライブを見てくださった方にCDとしても聴いていただけることはもちろん嬉しいですけど、ライブを見に来られなかった方々に届けられる作品が出せることは本当に嬉しかったですね。

木暮:いろんなアーティストさんの作品とともに、DarkestoRyのCDが店頭に並ぶのは本当に嬉しいです。これを機にDarkestoRyを知っていただきたいですし、いろんな方に聴いてもらいたいなと改めて思いました。

馬場:素直に嬉しかったです。自分の歌った歌がCDになるのは初めてではないんですが、これまではキャラクターとして歌唱したものだったので、自分自身として歌唱したものがCDになる今回は新鮮な喜びがありました。


▲『マリスの晩餐 Music Selection』【マリス盤】


▲『マリスの晩餐 Music Selection』【ダルカ盤】


▲『マリスの晩餐 Music Selection』【パンドラ盤】】

――ではそれぞれの作品について伺っていきたいのですが、「マリス盤」からお願いします。

有隅:「マリス盤」には、第1話「マリスの晩餐」で歌っている楽曲が収録されています。三部作の始まりとして、ここから展開していくストーリーを追うような気持ちで聴いていただける楽曲になっていると思います。

折原:ちなみにこの第1話は、MVだけではなく朗読ライブの模様もYouTubeで公開しているんですね。歌詞にも、アニメーションにも、僕らの動きにもいろんな伏線がありますから、様々な角度から考察していただけると思います。


木暮:「声をあげても」という曲は僕のソロになっているんですが、レコーディングに向けて細かく準備をしていたのに、当日は気持ちを歌に乗せる技量が足りず、声にも圧がなくて思うように歌えなかったんです。でもそこでめげていても何も始まらない。途中からは「(拳を上げて)よし、やるぞ!!」と気持ちを切り替え、僕に出来る最大限のパフォーマンスで歌うことができました。この作品で初めて僕の歌を聴いてくださった方は、今後の木暮晃石の成長ぶりもぜひ見ていただければと思います!悔いはないです!全力で挑みました!…あ、ちょっとアツくなっちゃってすみません(笑)。


――動画でお届けできないのが残念です(笑)。では「ダルカ盤」についてはいかがですか?

馬場:まず第2話の物語としては、友情がフォーカスされたものになっています。全てを知り、1人で業を背負い、友を守るために友の手で散っていくルドルフの覚悟が描かれているので、ぜひそこにも注目していただきたいですね。楽曲の面で言うと、「革命のダルカ」は一番アップテンポ。頑張らなきゃいけない日に聴くと、やる気が出るような曲だと思いますよ。

木暮:DVDには「革命のダルカ」の朗読ライブの模様が収録されているんですが、アップテンポな楽曲を息切れひとつせず完璧に歌いきっています。感情がこもったセリフのパートも見どころです。

馬場:2曲目の「ダーケストーリー」は、僕らの自己紹介ソングであり、ライブでは欠かせない1曲になっています。こちらもぜひ聴いていただきたい楽曲です。


――「パンドラ盤」にはフォトブックも付いているそうですね。

木暮:はい。普段は見せない表情などがふんだんに盛り込まれています。

有隅:写真だけでも、このDarkestoRyの世界観が伝わるというか。どちらかというと朗読している我々がフィーチャーされている感じなので、メンバーそれぞれの表情の魅力なんかも感じていただけたら嬉しいです。


――楽曲についてはいかがでしょう。

折原:第1話の「マリスの晩餐」というのもテーマは愛だったんですが、第3話の「パンドラの牢獄」では、同じ愛でも悲恋と言いますか、恋慕の情が強いものになっているんですね。楽曲自体もメロディーラインがどこか物憂げで、愛の難しさみたいなところが表れている曲になっていると思います。

馬場:この曲、作者である奏音69さんの仕掛けというかニクいなと思わされるところがあって。アウトロにかけてのメロディーの部分、よく聴くと「なるほど」という構成になっているんですよ。YouTubeのコメントでは既に気付いた方もいらっしゃるようですが、ぜひCDの方でも注意して聴いてみてください。

有隅:「パンドラの牢獄」の朗読ライブはまだ行なっていないのですが、楽曲の中で展開されていくストーリーが朗読になることで、楽曲と朗読がお互いを補完し合いながら物語を膨らませていくのではないかなと思っています。

木暮:もう1曲の「NotEQUAL」は、まだライブでもやっていない曲です。アップテンポでノリやすいタイプの曲ですね。

馬場:僕らの曲の中では、珍しく王道なバンドサウンドというか。これまでとはまた違った一面を感じてもらえる楽曲かなと思います。

――わかりました。では最後に、今後についても聞かせてください。

馬場:まずは、第3話「パンドラの牢獄」の朗読ライブを12月13日に開催します。今回リリースになる音源、朗読CDと朗読DVDでこれまでの流れがわかるようになっていますから、そのためにもぜひ手に取っていただけたらなと思っています。

有隅:第1話から第3話まで、素晴らしい楽曲やMVはもちろん、魅力的なキャラクターたちにも引き続き注目していただきたいですね。

馬場:あとこれは個人的な話ですが、どちらかというとここまでダークで悲しいお話をやってきましたから、全く逆の、明るい作品の朗読や歌にも挑戦したいなと思っていて。ダークな面以外の、別の顔も見せていけたらなと思っているところです。

折原:僕は物語の雰囲気や曲調が好きな人だけでなく、普段は朗読や暗い物語を聴かないような人にも、一度DarkestoRyのライブを見てほしいなと思っています。そして、ライブならではの物語を一緒に作り上げていきたい。そのためにも、みんなを引き込めるような、より良いお芝居やパフォーマンスをお届けできるように頑張っていきたいと思っています。

木暮:今回の作品が、声優や歌い手好きな方はもちろん、あまり興味がないという方や同業の方々にも、DarkestoRyを知っていただくきっかけになればと思っています。また、今はこういう状況なので直接お会いする機会は少ないかもしれませんが、配信や更なる楽曲のアップなど、メディアを通じてDarkestoRyの世界を発信していけたらなと思います。

取材・文●山田邦子

リリース情報

『マリスの晩餐 Music Selection』
2020.12.02 Release
【マリス盤】 CD+朗読CD 品番:AKCY-58076/ AKCY-58077
値段:2,500円(税別)
CD1
1.マリスの晩餐
2.声をあげても
3.マリスの晩餐 - inst -
4.声をあげても- inst -
CD2
「マリスの晩餐」朗読CD
【ダルカ盤】 CD+DVD 品番:AKCY-58078/B
値段:3,500円(税別)
CD1
1.革命のダルカ
2.ダーケストーリー
3.革命のダルカ - inst -
4.ダーケストーリー - inst -
CD2
DarkestoRy「革命のダルカ」朗読劇
【パンドラ盤】 CD+フォトブック 品番:AKCY-58079
値段:3,500円(税別)
CD1
1.パンドラの牢獄
2.NotEQUAL
3.パンドラの牢獄 - inst -
4.NotEQUAL- inst -
CD2
DarkestoRy フォトブック

ライブ・イベント情報

■朗読ライブ「パンドラの牢獄」
【配信日程】2020年12月13日(日) 17:00~
【視聴券】\3,800
(※アーカイブ:2020年12月20日(日)21:00まで)
■アフタートーク
【配信日程】2020年12月13日(日) 19:30~
【視聴券】\1,000
(※アーカイブ:2020年12月20日(日)21:00まで)
配信プラットフォーム:Streaming+
視聴チケット販売期間
視聴券販売期間:11月20日(金)18:00~12月20日(日)19:00
https://eplus.jp/darkestory/st/
配信/試聴方法などのお問合せ先
https://eplus.jp/streamingplus-userguide/

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