【ライブレポート】TOSHIMITSU、2ndワンマンライブをオンライン開催「大きな青春を見せれてよかった」

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東海オンエアのメンバーであり、ソロアーティストとしても活動を続ける“TOSHIMITSU”が、12月6日にワンマンライブを開催した。ソロとしては今年2月に続き、2度目のワンマンとなるが、今回は、コロナ禍により無観客でのオンラインライブとなった。前回は観客を巻き込み熱狂の空間を作り上げた彼だが、果たして、今回はどんなライブを見せてくれるのだろうか。

◆TOSHIMITSU 画像

定刻を迎えると画面には「青春とは心の若さである。希望と信念にあふれ勇気に満ちて、日に新たな活動を続ける限り青春は永遠にその人のものである」という松下幸之助の言葉が現れた。すると書をしたためるTOSHIMITSUの映像が流れ、そして、映像の中の彼が「オンライン青春」とライブのタイトルを一言。その瞬間にイントロが流れ出す。なかなか凝った演出から2度目のワンマンライブがスタートした。

1曲目は「RESTART」。スピード感のあるロックサウンドに乗せて、TOSHIMITSUは熱く歌い上げる。途中、「歌え~!」「タオルを回せ~!」と視聴者を煽動。「スマホの前でもバカになれ!」と絶叫してなだれ込んだ「BAKANINARE」でもアッパーなサウンドに乗せて「声を出せ!」「歌えるだろ、お前ら?」「全員で歌え!」と、隙あらば煽り、テンションを上げていく。その姿は、無観客の配信ライブでありながら、観客がいるライブとなんら変わらないアグレッシヴなものだった。


2曲を終えると、「めちゃくちゃ久しぶりですね、ライブをやるのは…」と話し始めたが、自己紹介を忘れたことを思い出したようで、「TOSHIMITSUです。よろしくお願いします~!」と慌てて挨拶。初のオンラインライブということで緊張もあったのだろう、ここまでは気合いみなぎる厳しい表情だったTOSHIMITSUだが、ようやく笑顔がはじけた。「コメントでシンガロングしてください!」と視聴者に呼びかけると「Viva!!」へ。リリースされたばかりのニュー・アルバム『THE BEST2』に収められたポップなこのナンバーを、ステップを踏みながら軽やかに歌い上げると、「飛ばしていこうぜ!」と「逃ゲルガ勝チ」では再びギアを上げて熱唱。特にラストで“逃げろ!逃げろ!”と絶叫した場面は鬼気迫るものだった。

「MVを出したんだけど、その曲名がコメントで流れるまではその曲をやりません」といういたずらっぽい前振りから始まった「浪漫ticSTAR」では、背後のモニターに話題に上がったMVが流れる演出が。コミカルな演技も見せるMV映像の前で、本人は真剣なまなざしで歌う。そのコントラストが楽曲の疾走感ある世界観を更に加速させた。


TOSHIMITSUの「ふとした瞬間の幸せ」を語るインタビューを収録したVTRをはさんで、画面がステージへと戻ると、これまでとは一転。バラードの「ピエロ」をしっとりと歌い上げる。インタビューでも語った「お客さんがいる当たり前な状況が今思うと幸せ」という言葉を噛み締めるように感動的なシーンを作り上げると、続くダンサブルな「Bye Bye Bye」では、ステージ上のカメラに訴えかけるように歌いながら、カメラを引き連れてフロアへ。無観客なことを逆手に取るように会場全体を使った演出で魅せた。


そのまま会場後方に陣取り、今度はアコースティックギターの弾き語りで「死ぬまで笑いたい」を披露。直前に「YouTuberになりたくてなったわけではなく、なんとなく始めたらそう呼ばれるようになった。ほんとに予想外だったけど、結果的になんて幸せ人生なんだと、ムカつきながら感謝しているんです(笑)。いつ消えるんだろうって最悪なことも考えちゃうけど……こんな楽しい日々がずっと続いたらいいなと思って書いた曲です」とこの曲を紹介していたが、そんな思いが込められた歌詞が胸を打つ。特に最後の「いつか夢のような日々が 無くなったとしても俺は何も後悔はしないぜ」という熱い思いが詰まったフレーズを力強く歌い上げた場面は、この日のハイライトともいえるほど感動的な名場面だったと思う。


次のインタビューVTRではTOSHIMITSUの青春の思い出を披露。青春とは完ペキではないという自分なりの答えの後で、彼らしいユニークな回答が出る一場面も。気になる方は是非アーカイブ視聴でお楽しみを。その後、ステージにはTTJで活動を共にする財部亮治とJENNIが登場。「お知らせがありま~す!」と、TOSHIMITSUの写真がプリントされたフォトTシャツが発売になることを告知していると、TOSHIMITSU本人が再びステージに現れた。すると2人から「本物だ!」といじられ、一気にステージ上は和やかな雰囲気に。TOSHIMITSUは途中でぽろっと「2人がいると安心するな」とこぼしていたが、その表情もリラックスしたものに。そんな和やかな雰囲気のまま、TTJとして「餃子FUNK」「WONDERLAND」をパフォーマンス。財部とJENNIという仲間を得て、さらに生き生きと歌い踊るTOSHIMITSUの姿が印象的だった。

なお、この場でTTJが12/23にAyaseプロデュースによる新曲を配信リリースすることもサプライズで発表。すると、コメント欄は歓喜の声であふれた。


2人が退場して三度VTRをはさむと再びソロのライブへ。今度は「愛を感じられるアルバムになった。俺はすべてにI Love You。等身大の自分を表現できたと思ってる。大きな青春を見せれてよかった」と充実した作品ができた手ごたえを語った。ここまでも新作に収録された曲が披露されてきたが、アッパーなナンバーからバラードまで、バラエティ豊かなサウンドで各曲の個性を際立たせつつも、いずれも熱い言葉であふれており、彼の思いが詰まった充実した作品だということが伝わってきた。そんな言葉に続けて、新作収録のファンキーな「LOVE SONG」を熱く歌い上げていく。「コメントで一緒に歌え!」とシンガロングを促し、ラストには「ありがとう、愛しているよ!」と、画面を通してつながるファンへの愛を叫んだ。


「ラストスパート!」と叫び声を上げてからの後半は怒涛の展開に。凛々しい躍動感を持つ「スーパースター」、ラテンテイストあふれるダンスナンバー「HOT~燃えるハートはアレより熱い~」と盛り上がること必至なキラーチューンで攻め立て、「最後はみんなでハッピーに終わりましょう」と、ラストは「ハッピーにいこうぜ」。世界中がハッピーになることへの願いをキャッチーなサウンドに込めたこの曲を、これまで以上に力強く、そして伸びやかに歌い、この日のライブを締めくくった。

TOSHIMITSUは徹頭徹尾、思いの丈をぶつけるかのように熱く歌い続け、自身の中に滾る青春を視聴者一人ひとりに示した。途中のMCで「オンラインでもオフラインでも関係ない。そこにいる姿が見えるよ」と語りかけていたが、見ているこちらも彼の熱気あふれるパフォーマンスに引き込まれ、目の前でライブを体感しているような気分になった。何度かオンラインライブを鑑賞したが、こんな気持ちになったのは正直初めてのこと。それは、彼の思いが画面越しでもしっかりと伝わってきたからだろう。最後に「今度はオフラインで会いましょう」と締めくくっていたが、今度は、同じ空間を共有して彼の熱を体感したい、そんなことを思わされる圧巻のライブだった。


取材・文:竹内伸一
撮影:@_24young_

   ◆   ◆   ◆

TOSHIMITSU LIVE -オンライン青春-は12/19(土)までチケット販売中!
12/20(日)までアーカイブ視聴が楽しめるので是非御視聴ください。
チケットはこちらから:https://viewing.live.line.me/live/399

ライブ中に本人も着用していたフォトTシャツ、タオルはMUUUにて12/10(木)まで販売中!お買い逃しなく!
購入リンク:https://muuu.com/users/b9f2e10dff506c6c

『THE BEST 2』好評販売中!
デビュー作以上に熱くソウルフルな全8曲が収録!
作品情報:https://uuum.jp/music/artists/toshimitsu


1/16(土)開催 TTJ 2ndワンマンライブ<TTJ LAND>
チケット先行2次受付を12/8(火) 23:59まで受付中
ライブ詳細:https://uuum.jp/posts/245767

Ayaseプロデュース楽曲「シャウト!」
12/23(水)に配信シングル リリース決定!

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<TOSHIMITSU LIVE -オンライン青春->セットリスト

2020年12月6日(土)
01. RESTART
02. BAKANINARE
03. Viva!!
04. 逃ゲルガ勝チ
05. 浪漫ticSTAR
06. ピエロ
07. Bye Bye Bye
08. 死ぬまで笑いたい
09. 餃子FUNK(TTJ)
10. WONDERLAND(TTJ)
11. LOVE SONG
12. スーパースター
13. HOT〜燃えるハートはアレより熱い〜
14. ハッピーにいこうぜ

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