アンガス・ヤング、AC/DCを知らない人に聴かせたいアルバムは…

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Photo: Josh Cheuse

AC/DCは1975年発売(オーストラリア)のデビュー・アルバム『High Voltage』から今年11月にリリースした最新アルバム『POWER UP』まで、これまでに17枚のスタジオ・アルバムを発表してきた。最大のセールスを誇るのは『Back In Black』(1980年)だが、アンガス・ヤング(G)がAC/DCを象徴する作品として選んだ1枚は1977年にリリースした4作目のスタジオ・アルバム『Let There Be Rock』だった。

スイスのSRF 3ラジオのインタビューで、「AC/DCを知らない人にインパクトを与えるため聴かせたいアルバムは?」と問われると、アンガスは「『Let There Be Rock』だ。僕には『Let There Be Rock』がその1枚だ」と答えた。

「あのアルバムは僕の兄ジョージがプロデュースした。彼はまず初めに、僕とマルコムを前に“今回はどんなアルバムを作りたいんだ?”って訊いてきた。マルコムは僕を見て、“僕ら、純粋なハード・ロック・ギター・アルバムにしたい”って答えたんだ。僕は素晴らしいって思ったよ。当時、この世界の誰もが他のジャンルに夢中だった。パンク・ミュージックがあり、ニュー・ウェーヴがあり、他にもいろいろ出てきていた。僕の目には、このアルバムがAC/DCというものを明確にしたように見えた。あれで、“これは素晴らしいバンドだ”って思ったんだ」

ジョージは、AC/DCのデビュー作『High Voltage』をはじめ、セカンド『T.N.T.』(1975年)、サード『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』(1976年)、『Let There Be Rock』、続く『Powerage』(1978年)と初期5作および1988年発表の『Blow Up Your Video』、『Stiff Upper Lip』(2000年)などをプロデュースした。

AC/DCは2017年にジョージが亡くなったとき、「彼の助けと指導がなかったら、AC/DCはなかっただろう。ミュージシャン、ソングライター、プロデューサー、アドバイザー、他にもいろいろある──として、これ以上献身的でプロフェッショナルな人は望めなかった。ブラザーとして、これ以上素晴らしいブラザーは望めなかった。彼の人生を通じ、彼が僕らにしてくれたこと、与えてくれたこと全てに対し、僕らはこの先ずっと感謝の念と共に彼を偲び、彼は僕らの心の中に留まり続ける」との声明を出した。

Ako Suzuki
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