【トークセッション】Sakura × LEVIN × shuji、「リズムを歌うことがドラムを演奏する楽しさ」

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■Sakuraさんはすべてにおいてありがちじゃない
■shujiくんは久しぶりに見た無骨なロックドラマー

──ここからは話題を変えて、せっかくドラマー3人に集まっていただいたので、1人について、他の2人からドラマーとしての印象や特長を語っていただこうかと思うのですが、いかがでしょうか?

Sakura:なるほど、欠席裁判ですね(笑)。

▲Sakura (Rayflower/ZIGZO/gibkiy gibkiy gibkiy)

──はい(笑)。では、まずSakuraさんについて、お2人はどのような印象をお持ちですか?

LEVIN:Sakuraさんって、L'Arc-en-Cielの時代から、いわゆるよくいる日本の派手なロックドラマーじゃないなと思ってました。セッティングとか、細目のストレートなシンバルスタンドを使っているところだったり。流行りのスタイルではない、オールドスタイルな感じで、なおかつ頂点にいるバンドをやっているのが絶妙にカッコよかったんですよね。すべてにおいて、ありがちじゃない。

Sakura:何か赤面しちゃうなぁ(笑)。

LEVIN:それが、すげぇカッコいいなと思ってました。僕って、日本人のありがちな感じがあまり好きじゃなくて。Sakuraさんはそうじゃなかったから、いろいろと影響を受けました。ただ逆に、影響を受けすぎないようにとも考えていて。バンド名も似てましたしね(笑)。

shuji:どっちも“ラ”で始まるし、“'”が付くし(笑)。

Sakura:イタリア語かフランス語の違いで、どちらも定冠詞(笑)。

LEVIN:はは(笑)。そこで影響を受けすぎると、フィールドが近い分、何かバッタモン感が出ちゃうと思ったんですよ。だからちゃんと自分の色を出せるように、リスペクトしつつも、Sakuraさんの物真似にならないように意識していました。それくらい影響力のあるドラマーでしたから。

▲LEVIN(La’cryma Christi)

shuji:SakuraさんがL'Arc-en-Cielで活動していた時期って、実は僕、バンドから離れていたんですよ。高校を卒業して、数年間はバンドをやらずに普通に働いてたんです。ただそうは言っても、当時は既にL'Arc-en-Ciel全盛期でしたから、バンド名も知ってたし、何曲かは知っていて。それで、たまたまカラオケに行った時に、歌詞と一緒にミュージックビデオが流れていたんですよね。その時のドラムセットが、タムを3つ、イアン・ペイス(DEEP PURPLE)みたく三角形にセッティングをしている映像で。それがすごく印象に残っています。僕は高校時代からドラムをやってましたけど、その頃はあんまり海外のドラマーって詳しく知らなくて。だから後でイアン・ペイスのセッティングを見た時に、「あっ、Sakuraさんみたいだ!」と思って(笑)。

Sakura:ははは(笑)。

shuji:その頃から、プレイもセッティングも、日本人のドラマーっぽくないなということは感じていました。それに「Drums Song」シリーズのように、ドラムだけのアンサンブルで曲を作れるのがすごいですよね。僕も一度、作ってみようと思ったんですけど、これが難しくて。しかもSakuraさんの曲って、すごく練り上げられているんですよ。簡単なリズムの組み合わせではなくて。そこがすごいと思います。

Sakura:ドラムとパーカッションのアンサンブルとか、ループとの組み合わせだったらまた違うんだけど、ドラム同士の曲って、確かに作るのは難しいかもしれないね。実際に世にはびこってる曲で、ドラムが複数で成り立ってる曲ってほとんどないし。でも中東には、呼び方はいくつか種類があるんだけど「タブラッカ」っていう、脇に抱えて叩く小さいジャンベみたいな打楽器を集団で叩く曲があって。それって、すごく立体的にリズムが組まれているんだよね。「Drums Song」を作る時も、そういったところからヒントを得たりもしていて。

shuji:へぇ! なるほど。そうなんですね。

▲shuji(Janne Da Arc)

──では、shujiさんの第一印象は?

Sakura:僕がL'Arc-en-Cielを抜けた後に、同じ畑にJanne Da Arcっていうニューカマーが出てきて。その頃、自分より下の世代のバンドなら、ドラマーはだいたいこんな感じなんだろうっていう、何となく想像できるものがあったんです。でもshujiくんは全然違っていて、久しぶりに見た無骨なロックドラマーという印象でした。僕は高校時代から、44MAGNUM、MARINO、X-RAY、MAKE-UP、BLIZARDだとか、名前を挙げればキリがないくらいジャパメタを聴きまくってきて。だから、自分が見てきた日本メタルシーンのドラマーというイメージがあったんだけど、僕がL'Arc-en-Cielで活動していた頃って、そういうドラマーは、ほぼいなかったんですよ。若干一名、いましたけどね。TETSU (菊池哲 / D'ERLANGER)っていう人が(笑)。

LEVIN:TETSUさんは独特ですよね。ジャパメタともまた違う、ニューウェーヴ的な要素ももっていて。

Sakura:そう。ジャパメタに限らず、日本が誇るロックドラマーだよね。話を戻すと、そういう状況で、僕が思う“ドラマーってこうだよね”ってイメージに久々にハマったのがshujiくんだった。ツーバスで、シンバルがデカくて、手にグローブをはめて。

shuji:そのあたりは、樋口 (宗孝 / LOUDNESS)さんの影響ですね。僕は樋口さんに、めちゃくちゃインスパイアされましたから。

LEVIN:僕とshujiくんは同じ大阪出身ですけど、知り合ったのは東京に出てきてからで。ただ僕も樋口さんが好きで、とても可愛がってもらったこともあったからかもしれないけど、僕とshujiくんって、ドラムのスタイルが近いんですよ。特に最近は、僕がレコーディングスタジオ『lab.L』を作ったこともあって、ドラムの録音にも来てくれたりしていて。

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