全英シングル・チャート、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が初の1位

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今週のUKシングル・チャートは、マライア・キャリーのクリスマス・ソングの名作「All I Want For Christmas Is You」(1994年)が先週の2位から浮上し、リリースから26年の時を経て初めて全英1位に輝いた。同曲は1994年12月に5位に初登場し、2位まで上昇。2008年から毎年この時期チャート・インしているが、最高位は1994年および2017~2020年(先週)まで4年間連続でマークしていた2位だった。

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マライアはこの知らせに「クリスマス・ツリーの前で、子供たちと犬たちと飛び跳ねてる。“All I Want For Christmas Is You”を大音量でかけ、これを叶えてくれた海の向こう側のみんなにヴァーチャル・ハグ! すごく愛してる!!!」と喜びの声を上げている。



今週はクリスマス・ソングの名曲2つがトップ2を占め、ワム!の「Last Christmas」(1984年)が先週の3位から2位へ1ランク・アップした。「Last Christmas」もこの時期の定番だが、最高位は2位で、これまで1位は獲得していない。

先週まで6週連続でトップだったアリアナ・グランデの「positions」は3位に後退。「Last Christmas」同様、長年人気のクリスマス・ソングなものの1位は獲得していない(最高2位)ザ・ポーグスとカースティー・マッコールの「Fairytale Of New York」が先週の8位から4位に浮上した。

今週のトップ10はクリスマス・ソングのオンパレードで、シェイキン・スティーヴンスの「Merry Christmas Everyone」が6位、マイケル・ブーブレの「It’s Beginning To Look A Lot Like」が7位、バンド・エイドの「Do They Know It’s Christmas」が8位、エルトン・ジョンの「Step Into Christmas」が10位に入った。



アルバム・チャートは、ヤングブラッドのセカンド・アルバム『Weird!』が初登場で1位を獲得した。彼はこれまでにファースト・アルバム『21st Century Liability』(2018年)、ライヴ・アルバム『YUNGBLUD (Live In Atlanta)』(2019年)、EP4枚をリリースしてきたが、チャート・インしたのは3作目のEP『the underrated youth』(2019年6位)のみだった。

2位には、先々週1位に初登場したマイケル・ボールとアルフィー・ボーのクリスマス・アルバム『Together At Christmas』が先週の3位から再浮上。3位にアークティック・モンキーズのライヴ・アルバム『Live At The Royal Albert Hall』がチャート・インした。

今週はこのほか、ステレオフォニックスのフロントマン、ケリー・ジョーンズの2枚目のソロ・アルバム『Don’t Let The Devil Take Another Day』が8位に初登場している。



Ako Suzuki
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