【ライブレポート】ファンキー加藤、2020年最初で最後の有観客ワンマン「会いたかったぜーーー!」
ファンキー加藤が自身の42歳の誕生日でもある12月18日(金)に東京・昭和女子大学 人見記念講堂にて<FUNKY KATO BIRTHDAY LIVE “TANZANITE”>を開催した。
◆ライブ写真
新型コロナウイルスの感染拡大防止措置を最大限実施して開催されたバースデーライブは、コロナ禍以降、初の有観客ワンマンライブとなった(同時に生配信)。お馴染みのSEが<TANZANITE>用にアレンジされて会場全体に響き渡ると、サポートメンバーのバカムスコ翔、田中隼人が先にステージに。続いて本日の主役・ファンキー加藤が登場すると万感の拍手が沸き起こる。新型コロナウイルス感染対策の中で声は出せないが、会場には大きな声援が響き渡っているようにも感じる。
噛み締める様に無言で客席を見渡し、ステージセンターで深々と一礼すると「いくぞ“TANZANITE”!」という叫び声とともに右手にマイクを握った拳を天に高く掲げて「MUSIC MAGIC」を歌い始める。一瞬にして会場が揺れ、熱気がさらに増す中で「会いたかったぜーーー!」という叫び声で真っ直ぐに会場に訪れたファン、そしてオンラインで熱く見守る全国各地のファンに気持ちをぶつける。
ファンキー加藤自身、MCでも4月に発売した4thアルバム『F』のライブではないことを話していたが、その通り各アルバムの収録楽曲でセットリストを構成していく。中盤にはファンモンメドレーも披露、さらに「太陽」「冷めた牛丼をほおばって」とシングル曲も出し惜しみなく熱唱する。生配信のコメントにも「今日のセットリストは神!」という投稿が数多く寄せられた。そんなライブにファンキー加藤は「(こんな時代だけど)それぞれ頑張っていこうよ。みんなには、そういう力があるんだよ。次に会うときも必ず生きて会おう!」とメッセージをしっかり贈った。
そして本編ラストの「My VOICE」。今までのライブであれば、会場全体での大合唱が巻き起こるライブの超定番曲。ただこの日は、フロアからの合唱は一切無い。ただ、伴奏のみが流れる中、会場に集まったファンの心の声とオンラインで繋がるファン達の大合唱がファンキー加藤には確かに聴こえていた。
アンコールでは、クリスマスが近いことにちなみFUNKY MONKEY BABYS時代の「ぼくはサンタクロース」をプレゼント。「42歳、最高のスタートです。ありがとう。この会場に集まったみなさん、そして全国から生配信で応援してくれるみなさんに感謝の気持ちを送ります」とライブ会場で会う事が難しくなっていても、「つながるから」と、その曲に今の想いを込めて真っ直ぐに歌い上げ、来年の再会を約束し、2020年最初で最後の有観客でのワンマンライブは大団円を迎えた。
なお、この<FUNKY KATO BIRTHDAY LIVE “TANZANITE”>のライブ映像は12月21日(月)18時からアーカイブ配信が実施される。
PHOTO:久保永隆二
■<FUNKY KATO BIRTHDAY LIVE “TANZANITE”>
2020年12月21日(月)18:00~12月31日(木)23:59
チケット料金:¥3,500(税込)
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