ラーズ・ウルリッヒ、今年1番のお気に入り映画は『Another Round』

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Photo by Anton Corbijn

メタリカのラーズ・ウルリッヒ(Ds)が、2020年彼が最も気に入った映画の名前を挙げた。彼と同じくデンマーク出身で、メタリカのミュージック・ビデオも制作したことがあるトマス・ヴィンターベア監督の最新作『Another Round(原題 Druk)』がその1作だという。

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ラーズは週末、インスタグラムに映画のポスターを投稿し、こう感想を述べた。「ようやく、俺の友人トマス・ヴィンターベアの新作『Another Round』を観た。いとも簡単に、2020年の俺のお気に入りの映画になった。2年前の夏、彼がこのアイディアについて話してくれたとき、俺は唖然としつつも凄く興味をそそられたのを覚えてる。映画は去年やっと完成し、今年カンヌでプレミアされるはずだった」

「中年の危機、仲間意識、人間関係、自尊心、仮説を証明するための実験という普遍のテーマを、ちょっとデリケートな問題と対峙させ、デンマーク人らしく展開した。トマスはドラマ、コメディ、共感、一抹の理不尽さを絶妙なバランスで保ち、この映画を作った。主人公の教師Martinを演じたマッツ・ミケルセンはいつも通り素晴らしい。みんな、トマスのことは、2008年に俺らの“The Day That Never Comes”のビデオを監督したことで覚えているかもしれない…メタリカの傑作の1つだ」

『Another Round』は、4人の教師仲間が「血中アルコール濃度を一定のレベル(0.05%)に保っていれば、仕事も私生活もうまくいく」との仮説を証明するため実験を始め、途中からそれがエスカレートしていくという話。ロンドン映画祭で観客賞、ヨーロッパ映画賞では作品賞をはじめ監督賞、脚本賞、男優賞の4部門を受賞した。

Ako Suzuki




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