ブラック・サバス、目に見えない“5人目のメンバー”が存在

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トニー・アイオミ(G)によると、ブラック・サバスのオリジナル・メンバー4人(アイオミ、オジー・オズボーン、ギーザー・バトラー、ビル・ワード)はかつて、彼らを導いてくれる“5人目のメンバー”の存在を感じていたという。

アイオミは英国の『MOJO』誌にこう語った。「僕らは常にこのバンドには5人目のメンバーがいると感じてた。いまになると馬鹿げて聞こえるが、僕らはいつも僕らを見守り導いてくれる誰かがいるって気がしてた。全員が一緒のとき、その存在を感じてた。守護霊とか5人目のメンバーっていうやつだ」

「僕らはバンドとしてとても親密だった。最初からお互いを拠り所とし、僕らは1つになっていた。5人目のメンバーは僕らにとってすごくリアルに思えた」当時は、不思議なことがよく起きていたという。

アイオミはまた、このインタビューで、ブラック・サバスが活動を終えたのは「多分、自分のせいだ」と話した。「(ツアーがあると)夜は遅く、年中、飛び回っていた。ホテルはいいし、至れり尽くせりで文句は言えない。でも、僕を疲れさせた。癌の専門家と話したとき、“こんなことは今やるべきではない”って言われ、絶えず不安を感じるようになった。どこかで一線を引かねばって思ったんだ」

さらにもう1つの理由として、ツアー中に感じる孤独をあげた。「僕はこのバンドにいることもギグをやることも大好きだった。でも、その他のこと、孤独は大嫌いだった。ホテルにいて1日休みがあっても、何をしたらいいかわからない。ファンが出待ちしているから出かけられないこともあったり、出かける気がしないこともある。自分の小さな世界に閉じこもりがちなんだ」

アイオミは、2011年11月ブラック・サバスがオリジナル・メンバーで再結成することを発表した数ヶ月後、悪性リンパ腫と診断され、治療を続けながらツアーやアルバムの制作を行った。2016年には寛解したが、医師からは再発する可能性があると忠告されており、その一年後のインタビューでは、病気のことが頭から離れることはなく「その日その日を精いっぱい生きている。毎日が勝利だ」と話していた。

Ako Suzuki
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