【インタビュー】My Hair is Bad、椎木知仁を形成する8つのこと「僕は死んでもバンドマン」

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■夜、フリスビーはまったく見えない
■やってみた時は恐怖の30分間でした

──好きなお酒は?

椎木:結構何でも飲みますね。誕生日プレゼントでワインクーラーみたいなのをもらったんですけど、入れただけワインを飲みたくなっちゃって(笑)。でも、やっぱビールが好きです。

──上越出身ということは日本酒も?

椎木:日本酒も好きだし美味しいなと思うんですけど、「これは●●です」とか銘柄とかを教えてもらって、「美味しいね!」って飲んでる内にどこのお酒なのか忘れちゃう(笑)。

──ははは。たくさん飲むんだったら日本酒とかじゃなくて、ビールの酔い心地くらいが一番平和なのかも。

椎木:そうですね。どうしても陽が昇るまで飲んじゃうので。最近、テキーラも飲むようになりました。友だちが「テキーラマイスターの資格を取りに行く」と言ってて。授業料払って授業を受ければ取得できるらしいので、“テキーラマイスターっていう資格はカッコいいな”と思いつつ、“どうしようかなあ?”と思ってます。

──STAY HOME期間中は、お酒とどのように付き合っていました?

椎木:リモート飲み会があったんですけど、家で飲むから即寝れるじゃないですか。しかも、久しぶりに誰かと話すのが嬉しかったし、結構飲み過ぎてましたね。

──今回の取材、事前に“お酒”っていう項目は用意していなかったんですけど、なんかかなり話が膨らんでしまいました(笑)。

椎木:すみません(笑)。お酒、好きなので。

▲山田 淳(Dr)

──ついでに、好きなおつまみはどうでしょう?

椎木:この時期になると白子が食べたくて。水炊きも食べたい。でも、水炊きのお店を探すと高いんですよね。

──お料理は自分でします?

椎木:そんなに真剣にしたりすることはないんですけど、冬はシチューを作りまくってます。デカめの鍋で、今年もう5〜6回作ったんですけど、野菜と肉入れてルーだけ入れとけば出来上がるし、栄養摂れる完全食だと思ってます。でも……まじでそればっか食べてたら好きじゃなくなってきちゃいました(笑)。

──ははは。では予定していた項目のお話に戻りましょう。“漫画”は『レベルE』を挙げていますね。

椎木:はい。面白かったです。『HUNTER×HUNTER』も面白かったですけど、『レベルE』をもっと長く読みたかったなあって思うんですよね。

──冨樫義博さんが、『幽☆遊☆白書』と『HUNTER×HUNTER』の間の時期に連載していたのが『レベルE』らしいです。

椎木:そうなんですね。『レベルE』、すっごく面白いんですよ。SF感あってシャレも利いてて、野球も絡んでくるし、伏線回収もすごいんです。『レベルE』は、出会えて良かったなって思ってます。漫画は、ここ2年くらいで千冊くらい買ってて、いろいろ読んでるんですけど、その中でもこれは印象的だった作品です。リモート飲みをしたときに「面白い漫画ないの?」っていう話になって、そこでお薦めされたんです。

──『アミ〜小さな宇宙人〜』に続いて、『レベルE』も宇宙人が出てくる話ですけど、それは偶然?

椎木:たまたまです(笑)。

──ははは。子供の頃に夢中になった漫画は、どの辺りなんですか?

椎木:さっき挙げた『ドカベン プロ野球編』は読んでましたし、『テニスの王子様』『ヒカルの碁』……小学生の頃はそこら辺ですかね。あと、コンビニとかで売ってる総集編みたいな『三丁目の夕日』を父がよく買ってきて、そういうのも読んでました。

──最近も漫画は紙で買っています?

椎木:電子書籍ですね。でも今年、『ウルトラヘヴン』っていう漫画を紙で買いました。読んで、すごく良かったので。“これ、紙で見たほうがいいな”っていうのはありますよね。


──配信とかで聴きつつ、CDでも買いたくなる感じと近いんでしょうね。椎木さんはCDというパッケージ作品へのこだわりはあります?

椎木:CDはもちろん面白いと思うし、大好きですけど、音楽に触れてくれるんだったら、どっちもありだなと思ってます。若い子たちにCDっていうものを押し付けるのもどうなのかな?というのがあるので。聴きやすいやり方で聴いてくれればいいんです。

──新しい作品も『life』はCD、『love』は配信という形ですね。

椎木:はい。3曲だけサブスクをやるっていうのは、僕ららしいというか。いずれにしても、新しいのを聴いてもらえるというのは作り手として嬉しいんです。

──では、次の項目“スポーツ”のお話へ移ります。『フリスビー』って、意外でした。

椎木:今年、外になかなか出られなかったですけど、たまに友だちが家に来たりして、「何する? 運動せんとあかんぞ」ってなって、フリスビーを買ったんです。あと、自転車を買って、よく乗ってました。でも、やっぱり今年はフリスビーかな。すっごく面白かったんですよ。街灯とか電気が点いてたら、夜でもできそうだなと思って公園でやったことがあって。でも、まったく見えなかったです。

──暗がりからいきなり目前にフリスビーが現れる感じですか?

椎木:そうなんです。“夜、フリスビーはまったく見えない”っていうのも、今年学んだことのひとつ(笑)。ナイター照明くらいの明かるさがあれば見えると思いますけど、まあまあ明るいくらいの公園だとフリスビーは見えません。やってみた時は恐怖の30分間でした。

──フリスビーってなんかアメリカンな感じがして、オシャレな気もしますが。

椎木:僕らはそんなオシャレな感じじゃなかったですよ。蚊しかいない公園でやってたので。

──夏の音楽フェスだと、アーティストエリアでミュージシャンたちがフリスビーで遊んでいたりしますけど、やったことあります?

椎木:ないです。そういうところでフリスビーで遊べるくらい売れたいですね。もし万が一、誰かに直撃してしまったりすることを考えると……(笑)。

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