KALMA、全国5都市のワンマンライブツアーが大盛況で終了「やっとクアトロのステージ立てました」

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KALMAが、3rd EP『La La La E.P.』を引っ提げてワンマンツアーを福岡・東京・札幌・大阪・名古屋の5ヶ所で開催。人数制限を設けながらも各地ソールドアウトで敢行されたツアーが、12月24日に大盛況で終了した。そのなかから、12月15日に有観客で行われた渋谷クラブクアトロ公演の模様をレポートする。

【ライブレポート】
12月15日(火)開場18:00 / 開演19:00 @東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO

オーディエンスの期待が満ちた渋谷クラブクアトロに登場した3人。畑山悠月が「TEEN」を歌い出す。そして「ルールを守って楽しんで帰りましょう!」という一言とともに、みずみずしいサウンドが溢れ出した。「楽しく歌って帰ります!」と宣言して、メンバー全員での4カウントから「デイズ」へ。3人の声が重なり、会場の熱をどんどん高めていく。顔をくしゃくしゃにしながら歌う畑山と黒いジャンパーを着た斉藤陸斗がふたりで「ららら」と大合唱。いつもならフロアからシンガロングが起きるところだが、今はそれができない。でも「口パクで!」という畑山の声に観客は拳を上げて応えてみせる。


「やっとクアトロのステージ立てました」。そんな喜びの言葉とともに弾むようなリズムと突っ走るコードが最高の「ねぇミスター」へ。「イノセント・デイズ」の軽やかなリズムに合わせて体を激しく揺らしたり、「僕たちの唄」の甘酸っぱいメロディを笑顔で歌ったり。畑山はどこまでも楽しそうだ。「身体が勝手に動くの、今日!」。時折斉藤、金田竜也と視線を交わしながら展開するやんちゃな3ピースのサウンドからは、やっとこの場所に辿り着けた開放感と楽しさで満ち溢れている。






「はじまりの歌ですね。渋谷でオーディションに出たときにやった曲をやります」と「ハレルヤ」へ。初期衝動そのものみたいなジャンクな音像がキラキラと光る。フロアではオーディエンスが手拍子をしたり腕を上げたり。みんな全身でバンドを盛り上げている。このライブ中、畑山は何度も「嬉しい」と口にしていた。そして実際とても嬉しそうだった。考えてみたら、ロックバンドがこうやって「普通に」ライブをやること自体がどれほどの喜びなのか。2020年は彼らにとっても、それを再確認するような年だったのかもしれない。


ギターのあたたかなストロークから始まった「さらり風」、「パリラリラ」のスウィングするリズム。パワフルなリフが突っ走る「SORA」の転調するメロディが、エモーションを高めていく。カラフルなライトに照らされるなか披露された「少年から」から高速リズムに乗せて言葉を放つ「逃げるなよ、少年!」へ。そして「これでいいんだ」がここで投下される。疾走するサウンドと3人のユニゾンがここにきてさらに温度を上げていく。テンショがン上がった畑山が床に寝転がり、最後の曲「くだらん夢」へ。子どもと大人の狭間、「まだ少年だ」と歌うこの曲のどこまでも広がる開放感が気持ちよかった。


アンコールではお決まりのネタを交えながら「わがまま」を演奏すると、最後は「blue!!」。「ずっと青いまま/日々は続いていく」――まさにこのライブで彼らが体現していたことをそのまま言葉にしたようなこの曲で、KALMA初の渋谷クアトロワンマンは幕を閉じた。

「昼にステーキ食ったからね。ステーキ食ってステキな日にしよう、って?」という畑山のダジャレからの「金田のお腹が弱い」という話だったり、畑山の泊まっているホテルの部屋が加湿しすぎでびちょびちょになった話だったり、MCでは終始素朴でユルいトークが展開していたが、それさえもなんだか愛おしい。今日この日が特別な1日であることは間違いないが、そのなかで繰り広げられるごく当たり前のそんな光景が、ことさら感動的だったりもした。それは音楽も同様。古い曲から最新の曲まで、KALMAが歩んできた道のりを照らし出すようなセットリストは、どの曲もみずみずしく、生まれたてのような美しさで鳴っていた。

Text:小川智宏
Photo:中山優瞳

ライブ・イベント情報

<KALMA 2021 冬のワンマンツアー追加公演 西編 ~タイトルどうしよう、、、そうだ!当日決めよう!~>
1月23日(土)広島 HIROSHIMA CLUB QUATTRO 開場17:00/開演18:00
問:YUMEBANCHI(広島) 082-249-3571(平日 12:00~18:00)
1月24日(日)香川 festhalle 開場 17:00/開演18:00
問:DUKE高松 087-822-2520

<KALMA 2021 冬のワンマンツアー追加公演 東編 ~タイトルどうしよう、、、そうだ!当日決めよう!~>
2月11日(木祝)仙台Rensa 開場17:00/開演18:00
問:G.I.P 0570-01-9999(24時間自動音声案内)
2月13日(土)新潟 LiveHall GOLDEN PIGS REDSTAGE 開場17:00/開演18:00
問:FOB新潟 025-229-5000(平日11:00~16:00)
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