【ライヴレポート】Ｊ、＜大暴年会＆カウントダウン＞で「真矢くんに捧げます」

Ｊが2020年12月30日および31日の2日間にわたって、大暴年会＆カウントダウン＜Ｊ LIVE 2020 FINAL＞を開催した。同ストリーミングライヴでは忌まわしい2020年を吹き飛ばすような熱いステージを展開、リアルライヴでの再会を誓った。

◆Ｊ 画像

本来であれば両日共にファンをフロアに迎えて、久々の有観客ライヴを開催する予定だった。しかし直前のLUNA SEAさいたまスーパーアリーナ公演が、メンバー真矢のコロナ感染判明により延期振替となり、その直後に受けたPCR検査でＪは陰性と診断されたものの、年末のコロナ情勢の中でファンの安全を第一に考えた結果、急遽無観客によるストリーミングライヴのみに変更された。




初日12月30日のライヴ＜Ｊ LIVE 2020 FINAL 12.30 -TO OUR HEAVEN- at SHIBUYA TSUTAYA O-EAST＞では、「2020年の大暴年会です！ 今年起きた様々なことを全部吹き飛ばして、思いっきり盛り上がってください！」と語り、ストリーミングライヴとは思えない熱量と音圧で、画面の向こうのファンの思いを一つにしていった。

その中盤では、「俺の新しい相棒です」と嬉しそうに新しいＪモデルのフェンダー製ベース(通称：シャンパンゴールド)を初お披露目する場面も。また、「今年は春も中止、夏の5DAYSも中止、そして今日も急遽無観客。その怒りをパワーにして新曲を作りました！ タイトルは「FU×K THE CORONA」と言い放ち、ゴリゴリのパンクサウンドに載せて曲タイトルを連呼。全ての人の思いをストレートに代弁したその光景に、ファンからは“ヤバい！ マジか！ 最高～！”とのコメント弾幕が称賛の嵐となって吹き荒れた。




ライヴ後半では、「次の曲は、先日のさいたまスーパーアリーナまで足を運んでくれたのに、本当に残念な思いをさせてしまったみんな、そして何より一番残念な思いをしている真矢くんに捧げます」と語り、LUNA SEAの「TONIGHT」を演奏。“祈真矢回復”の文字がコメント画面を埋め尽くした。

迎えた2日目12月31日の＜Ｊ LIVE 2020 FINAL 12.31 -COUNTDOWN TO 2021- at SHINJUKU BLAZE＞も、初日に勝るとも劣らない熱気でステージが進行していく。



そしていよいよ午前0時が近づくと、Ｊの掛け声で演奏をストップ。「本当に2020年はFU×Kな一年だったけど、来年は最高な一年になるように、とりあえず感謝だ！」と言葉を投げかけ、画面の向こうのファンと共にカウントダウンを刻み、Ｊの「HAPPY NEW YEAR！」の叫びと共に新年の訪れを告げた。

毎年恒例の鏡割りも披露し「2021年は今まで以上にROCKな年にしていこう！」と誓いを立てた。



今年こそはライヴ会場でまたみんなと一緒に大騒ぎしたいというＪの強い願いと意思が溢れ出るようなステージに、ストリーミングで参加した全ての人にとって、最高の新年の幕開けになったことは間違いなさそうだ。

撮影◎田辺佳子