Headway、自然な倍音成分を付加できるアコースティック楽器用ポータブルプリアンプ「EDB-2 H.E」「EDM-1 H.E」

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Headway Music Audioのアコースティック楽器用ポータブルプリアンプ「EDB-2」と「EDM-1」がリニューアル。新機能を搭載し「H.Eバージョン」となった「EDB-2 H.E」「EDM-1 H.E」が1月8日に発売される。

2015年に日本上陸を果たした英国ナンバーワンのアコースティック楽器用ピックアップシステムのブランドHeadway Musicは、ポータブルなプリアンプ「EDB-2」と「EDM-1」により、日本でも多くのユーザーを獲得した。両モデルは昨年生産完了となり、後継モデルが待たれていた。

アコースティック楽器のピックアップシステムを知り尽くしたHeadway Music Audio社ならではのノウハウを盛り込んだ新モデルは、より改良されたクラスAアンプ回路により超ローノイズで大幅なゲインアップを図った。さらに新機能H.E.A.T(Harmonic Enhanced Analog Technology)機能を搭載することで、ユーザーの好みによる自然な倍音成分を付加することができるようになっている。

ラインナップはデュアルチャンネル仕様で詳細な音づくりが可能な「EDB-2 H.E」と、モノチャンネル仕様で超コンパクトな「EDM-1 H.E」の2モデル。アコースティックギターはもちろん、ウクレレ、マンドリン、バイオリン、ウッドベースなど、その楽器が持つサウンドをナチュラルに増幅し、音づくりが可能。レコーディングでもライブパフォーマンスでも威力を発揮する。


▲EDB-2 H.E

デュアルチャンネル仕様の「EDB-2 H.E」は、1kHz以上の帯域に作用し、きらびやかなサウンドを連続可変で得られるH.E.A.T機能を搭載。チャンネル1またはチャンネル2、あるいは両チャンネルと選択でき、楽器に合わせて使用可能。たとえば、エレキベースとアップライトベース、スチール弦ギターとナイロン弦ギターなど、2つの異なるインストゥルメントを接続して使用することができ、使用しない方をミュートするなどステージ上でも便利だ。


さらに威力を発揮するのは、1つのインストゥルメントで異なる2つのタイプのピックアップを搭載している場合。エレアコギターでピックアップとマイクの組み合わせ、あるいはウッドベースでピエゾピックアップとトランスデューサーとの組み合わせなど、2系統をブレンドした音づくりが楽しめる。

搭載された業務機器レベルのクラスA回路によるプリアンプと音楽的な5バンドEQで綿密な音づくりを行えるのはもちろん、ノッチフィルターやフェイズスイッチによって、ステージでのフィードバック対策も完璧。PAへの信号経路のXLRアウトの他、モニターに便利なフォーンジャックによるアウトも搭載。練習やバッキング用音源を接続できるAUXインプット(ミニジャック)を装備しているのも見逃せない。堅牢なアルミシャーシのケーシングはステージ上や運搬時にも安心だ。


▲EDM-1 H.E

一方の「EDM-1 H.E」は、「EDB-2 H.E」の性能を踏襲しながらも、より手軽にしかも超コンパクトサイズに凝縮。幅広いインピーダンスの入力に対応し、必要に応じて接続したピックアップにファンタム電源の供給も可能だ。


内部のプリアンプは「EDB-2 H.E」同様のクラスA回路で、シンプルながら効果の高い3バンドEQを搭載。特にユニークなのは、楽器に合わせて連続可変ができる“Range”コントロール。ハイパスフィルターの効果を楽器名で表記していて、中域から低域の不要な成分が引き起こすフィードバックやブーミング感を軽減したり、楽器の不要な振動や環境的要因の低音域をカットすることができる。堅牢なアルミシャーシのボディはコンパクト(ノブなどの突起物を除く外形寸法は78×100×30mm、本体重量は電池込み280g)で可搬性も抜群、付属のベルトクリップを使って身に着けることもできる。

製品情報

◆EDB-2 H.E
価格:37,000円(税別)
◆EDM-1 H.E
価格:25,000円(税別)
発売日:2021年1月8日
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