JNEAがナイトタイムエコノミーの復興に向けた調査レポート 「Global Nighttime Recovery Plan」の日本語翻訳版公開

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一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は、コロナ禍における、世界のナイトエコノミーの復興に向けた戦略と事例を集めたレポート「Global Nighttime Recovery Plan」の日本語翻訳版を公式ウエブサイト(j-nea.org)に公開した。

◆「Global Nighttime Recovery Plan」 関連画像


「Global Nighttime Recovery Plan」(GNRP)は、文化・クリエイティブ関連のグローバル・コンサルタントであるVibeLabが主催となり、世界のナイトタイムエコノミーに携わる70以上の都市から130人に及ぶ関連事業者、教育関係者、医療従事者、業界リーダーなどが参加し、取りまとめている調査・提言集だ。新型コロナウィルスによる世界の主要都市おけるロックダウンや、自粛要請によるクラブ、ライブハウス、イベントといったナイトタイム産業の現状を報告するとともに、各国における新たな挑戦の事例の紹介など、コロナ禍およびポストコロナを視野に入れた提言をしている。JNEAでは、同レポートの一部執筆を担当するとともに、日本語翻訳版の作成を主導した。

同資料は、「第1章:屋外空間のナイトライフとCOVID-19」、「第2章:ダンスフロアの未来」、「第3章:24時間都市へのイノベーション」、「第4章:夜間統治能力の構築」、「第5章:持続可能なナイトライフシーン1」、「第6章:持続可能なナイトライフシーン2」、「第7章:実践しながら学ぶ」の7章で構成されており、このたび、第1章および第2章の日本語版を公表。なお、英語版は第3章まで公開が完了しており、2021年3月に向けて全章を公開する予定だ。

■一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会代表理事・齋藤貴弘 コメント

直面している課題を抽出してアジェンダ化し、ステークホルダーをネットワークで繋ぎ、速やかに解決に向けた行動に移す。アムステルダム元ナイトメイヤーのミリク・ミランとベルリン・クラブコミッションのルッツ・ライシェリングをコアメンバーとする“VibeLab”は、COVID-19前からそのような一連のアクションを続けてきました。私たちは、昨年、VibeLabの協力を得て実施したナイトカルチャーリサーチ“Crea0ve Footprint Tokyo”において、彼らの不断の行動とポジティブな思考から多くのことを学びました。COVID-19の下においても、VibeLabのスタンスは揺らぐことはなく、むしろ活動はより強固で積極的なものとなり、COVID-19前からナイトライフが抱えていた課題について、COVID-19を契機として前向きに変えようとすらしています。COVID-19による被害状況は日本と欧米では大きく異なりますが、欧米の取り組みは日本に多くの示唆を与えてくれるはずです。

◆JNEA オフィシャルサイト
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