ローランド、ビートメイクからボーカル録音まで、ヒップホップやR&Bがこれ1台で完成する音楽制作ツール「VERSELAB MV-1」

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ローランドから、最新のヒップホップやR&Bなどエレクトロニック・ミュージックの制作に必要な機能を1台に集約した音楽制作ツールが登場。直感的でわかりやすい操作で楽曲を完成できる「VERSELAB(バースラボ)MV-1」が1月23日に発売される。

「VERSELAB MV-1」は、最新のヒップホップ/R&Bなどの楽曲制作を1台で完結できるツール。複数の機材を用意したり、セッティングの手間をかけることなく、曲のアイデアをもとに制作手順に沿って配置されたボタンを操作して、音楽制作に詳しくない人でも迷わずに楽曲を完成させられる。


名称に用いられた「VERSE」と「LAB」はヒップホップ・カルチャーで頻繁に使われる用語で、「VERSE」はラップなどの歌詞、「LAB」はLABOLATORY(一般には実験室、製造所などの意味)の略で、楽曲を制作するスタジオを意味する。ラップや歌のレコーディング機能、専用のエフェクトを搭載し、バッキング・トラックの制作まで1台で完結できる「VERSELAB MV-1」の特徴を表現した名前というわけだ。

本体には高品位の最新の「ZEN-Coreシンセシス・システム」のサウンド、ヒップホップに欠かせないリズムマシン「TR-808」のサウンドのほか、ボーカル専用エフェクトなどを搭載。本格的なクオリティの音楽制作が可能だ。さらにローランドの音楽制作アプリ「Zenbeats」と連携することで、よりスムーズな編集作業が可能となるほか、音楽仲間との共同制作やコラボレーションなどにも活用できる(連携機能は発売後のアップデートで追加)。


わかりやすくレイアウトされた操作パネル上の制作手順に沿って、指でパッドを叩いてリズムやメロディを素早く感覚的に打ち込むことが可能。カンタンなパターン作成機能や、音楽ジャンルに合わせた「ソング・テンプレート」も用意される。また、ボーカルの録音機能と、「Auto-Pitch」「Harmonizer」「Doubler」 といったボーカル専用エフェクトを搭載。高品質のXLRマイク入力端子が使えるほか、本体内蔵のマイクを使って思いついたアイデアをすぐ録音できるも大きな特徴だ。最先端の楽曲制作に対応するサウンドは3,000種類以上収録。さらに楽曲のバランスを整えて完成型に仕上げる、ミキサー/マスタリング・ツールも内蔵する。


▲フロントパネル(上)とリアパネル(下)。ヘッドホン端子は標準とミニジャックの2種をフロントに用意。リアパネルにはMIDI入出力端子、SDカードスロット、LINE IN(標準)、XLR入力、LINE OUT(標準)端子を搭載。電源は付属のACアダプターまたはUSBバス電源を使用。

製品情報

◆VERSELAB MV-1
価格:オープン(市場想定価格 77,000円前後 税込)
発売日:2021年1月23日
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