エルヴィス・コステロ、仏を代表する女優/シンガーのイザベル・アジャーニとコラボ

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エルヴィス・コステロの最新アルバム『ヘイ・クロックフェイス』に収録されている曲を、フランス人女優/シンガーのイザベル・アジャーニとコステロの声をフィーチャーした全く新しいフランス語ヴァージョン「Revolution #49 (Parlé)」がデジタル・リリースされた。

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「キーボード/ピアノで参加してくれているスティーヴ・ナイーヴのパートナーであるミュリエル・テオドリが、イザベル・アジャーニが私の原書をミュリエルがフランス語に翻訳したものを読むことを考えていると言ったとき、私は夢を見ているに違いないと思いました」とコステロはコメントしている。

スティーヴ・ナイーヴにとってもこのようなコネクションは驚きだったようで下記のようにコメントしている。「私が知らなかったのは、イザベルとミュリエルが昔からの友人でありながら、25年以上も会っていなかったということでした」。

この曲は、コステロの最新アルバム『ヘイ・クロックフェイス』の1曲目で、1580年代のフランスの町オーセールに起源を持つ管楽器であるセルパンの穏やかな音で始まり、楽器の演奏の上に朗読を重ねたもの。この1580年代という時期は、パトリス・シェロー監督によるイザベル・アジャーニ主演の代表作のひとつ映画『王妃マルゴ』の時代背景とも重なっている。

コステロは続けて以下のようにコメントしている。「ミュリエルが訳した詩を読むイザベルを想像する中で、彼女は愛と狂気の境目に生きる何人ものキャラクターを演じてきたので、本能的に何をすべきかを知っているだろうと感じました。特にフランソワ・トリュフォー監督の映画『アデルの恋の物語』ではそれが際立っていました」。

ヴォーカル・セッションは、ナイーヴとテオドリの暮らすパリのアパートで行われたそうで、ナイーヴはその時を以下のように振り返る。「ドアベルが鳴りドアを開けると、イザベルが両手いっぱいにたくさんのプレゼントを抱えていて(ホテル・ムリスの素晴らしいケーキや彼女の好きな本など)、すぐに両頬にキスをして『怖くないといいけど』と言ってくれました」。

2人の旧友は最終的なテキストについて相談し、イザベルは自分の声に合わせて少し修正を加えた後、ミュリエルに促されて "Revolution #49 "のセカンド・ヴァージョンをスティーヴ・ナイーヴの新しいピアノ演奏に合わせて、イザベルが即興でメロディックに録音したという。「Revolution #49」のセカンド・ヴァージョンは今年後半にリリースされる予定だが、残念ながらテレビ放映されることはないとのこと。

去る前、イザベルは友人たちに「このような贅沢なプロジェクトの一部になれて光栄ですし、幸せです」と語り、コステロはこれらの演奏への感謝の意を込めて、アジャーニのための真新しい作曲をすでに約束しているという。

「Revolution #49 (Parlé)」は、『ヘイ・クロックフェイス』の曲のフランス語ヴァージョン第2弾目。第1弾目はエルヴィス・コステロがイギー・ポップとコラボした曲「No Flag (Chanté)」で、2020年12月4日にコンコード・レコードからリリースされた。


「レヴォリューション#49(仏語ヴァージョン)」

2021年1月15日(金)リリース
https://jazz.lnk.to/ElvisCostelloPR

◆エルヴィス・コステロ オフィシャルサイト
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