デヴィッド・ボウイを演じた俳優、映画の予告編に不満

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70年代初めのデヴィッド・ボウイを描いた映画『Stardust』でボウイを演じたジョニー・フリンは、公開された予告編はこの作品の内容を伝える「助けになっていない」と感じているそうだ。

◆『Stardust』予告編

『Stardust』はジギー・スターダストが誕生する直前の日々(1971年)に焦点を当てている。しかし、ボウイの家族が公認する映画ではなく、音楽の使用は許可されていない。

フリンは、『Big Issue』誌のインタビューでこう話した。「これはジュークボックス・ミュージカルでも多岐にわたるバイオグラフィ映画でもない。彼の人生のたった数週間だ」「もし君がヒット曲を期待しているなら、ドキュメンタリーを見たり彼のレコードを聴くほうがいい。これはジギーとしての彼の出発点だ」

「この映画のマーケティングには助けになっていないところがある。予告編だと、音楽満載のビッグなバイオグラフィ映画のように見える。僕にとって、この映画はダークな小品なんだ」

また、フリンは別のインタビュー(『The I Paper』)では「僕らがよく知らないデヴィッドだ。ちょっと挫折しているデヴィッドだ。彼はいろんなことから逃避しようとしていた」「当時の彼は自分の曲ではなく、よくカヴァーをプレイしていた」と話している。映画でもヤードバーズの「I Wish You Would」、ジャック・ブレルの「My Death」などのカヴァー・パフォーマンスが描かれているという。


『Stardust』は、『大統領暗殺』(2006年)を手掛けたガブリエル・レンジが監督。1月15日にAmazon UKなどのデジタル・プラットフォームで配信開始された。

Ako Suzuki
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