武藤将胤とandrop、東信がコラボ。コロナ下で闘うALS患者やすべての挑戦者にエール

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘病中のクリエイター、武藤将胤が、andropの内澤崇仁(Vo,G)やフラワーアーティストの東信と共に制作した音楽とアートのコラボレーション作品「EVERYONE, CHALLENGER.」を発表した。

◆MV、関連画像

andropと武藤将胤は2019年に行われた<J-WAVE INNOVATION WORLD LIVE PLUS>で共演しており、その後も「WITH ALS」主催のALS啓発フェス<MOVE FES. 2019>に内澤崇仁が出演するなど交流を重ねてきた。

本日1月28日(木)に配信リリースされた「EVERYONE, CHALLENGER. (feat. androp)」は、約1年をかけて楽曲のイメージを作り上げ、主に作詞を武藤、作曲を内澤が担当して完成させたという楽曲だ。リリースに合わせて、音楽ポータルサイト「LIVE LOVERS」のプロデュースで制作されたミュージックビデオも公開となった。


デジタルシングルのジャケットに使用されているビジュアルは、東信と武藤のタッグで制作されたもの。“多様性”、“BORDERLESS”といったメッセージと武藤のイメージを元に、「EVERYONE, CHALLENGER.」の主人公である“すべての挑戦者”、“有限な時間の中での挑戦者”をフラワーアートで表している。水や氷を用いた表現には、「“アイスバケツチャレンジ”が終わった今でもALSに対する挑戦は終わっていない」との意思表示も込められているという。




このビジュアルを使用したチャリティアパレルの販売も本日よりスタートしている。アパレル商品へのデザインやコラージュは、武藤自身が視線入力でIllustratorを操作して制作したそうだ。

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■本作品に込めたメッセージ / 武藤将胤

昨年はALS患者の嘱託殺人という悲しい事件もありました。最終的に呼吸をする自由までもが奪われ人工呼吸器の装着が必要になりますが、現在国内では7割もの患者が人工呼吸器をつけずに死を選択しているという実態があります。

たしかにALSと共に生きるという挑戦は過酷かもしれない。何度も生きるか死ぬか、僕自身も葛藤した経験があります。
でもその度に、決して1人で挑んでいるわけではないことに気づかされるのです。
大切な妻や家族がいて、介護ヘルパーのみんながいて、医師、看護師、リハビリ師の皆さんがいて、共にALSや難病と生きる仲間がいて、常に挑戦し続ける僕を支えてくれている仲間達がいて、SNSでいつも応援してくれている皆さんがいます。
僕はこの一瞬一瞬に、沢山の皆さんの想いと共に、挑んでいるのだといつも感じるのです。
僕だけでなく、みんな1人1人がかけがえのない挑戦者として、このコロナ禍で生き抜くということに挑んでいます。

この想いを全ての挑戦者にエールとしてお送りしたくて、歌詞やアートという形でメッセージを表現しました。
1人1人の大切な今、そして未来に挑む、希望になることを信じて。
1人1人の大切なこの一瞬一瞬に、共に挑みましょう。どんな色や形だっていい。
咲かそう、僕らだけの花を。
EVERYONE, CHALLENGER.

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デジタルシングル「EVERYONE, CHALLENGER. (feat. androp)」/EYE VDJ MASA

2021年1月28日(木)配信開始
https://linkco.re/F635ZdSs

チャリティアパレル「EVERYONE, CHALLENGER.」

2021年1月28日(木)発売
https://01borderlesswear.stores.jp/
※売上の一部は、ALS患者のQOL向上のための活動費、治療薬研究開発費として寄付されます。






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