ベアトゥースのシンガー、日本への愛を語る
米オハイオ州出身のメタルコア・バンド、ベアトゥースのフロントマン、ケイリブ・ショーモは、日本を訪れたときカルチャー・ショックを受け、日本の人々や文化に敬意の念を抱くようになったという。
彼は、スリップノットのショーン・クラハンのオンライン番組『The Electric Theater With Clown』にゲスト出演した際、日本への愛について語った。
ショーモは初めて来日したとき、マスクを着用している人たちが多いのを目にし、「みんな、病気になるのが怖いのか? どうしたってんだ?」と思ったという。「でも、“そうじゃなくて、自分が具合が悪いから、他の人にうつさないようにできる限りのことをしてるんだ”って説明を受けた。俺は、自分が育った文化にはないなんて素晴らしい考えだって思ったよ。アメリカの文化は、ナンバー・ワンを目指せっていう傾向が強い。他人のことなんてお構いなしで、自分が自分がっていうのがさ」
「もちろん、全員じゃない。でも、俺らの社会の大部分がそうだ。だから、(日本人が)他人に敬意を払い、彼らが具合が悪くなったら大変だって理解しているって聞いて、なんてクールなんだって思った。日本の文化は間違いなく、俺の1番のお気に入りだ。最新作をリリースしたとき、渋谷に10日間滞在したんだ。ものすごく興味深かった。あの労働意欲……、スタジオでエンジニアと作業してたとき、俺が何か言うと、10秒後にはそれが完了してたり、他の誰かができないか解決策を見出してる。あのリスペクトと理解は……、あの体験はホント、衝撃だったよ。訪れたい場所1位になった」
ベアトゥースは2015年に初来日。セカンド・アルバム『Aggressive』(2016年)の日本盤にはCrossfaithのヴォーカリストKoieと共演した楽曲がボーナス・トラックとして収録された。
Ako Suzuki
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