ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリー、寺院での生活で救われる

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ブリング・ミー・ザ・ホライズンのフロントマン、オリヴァー・サイクスは、新型コロナウイルスによるロックダウン中、精神的に“暗闇”に陥り、ブラジルの寺院で信徒たちと暮らしてみたそうだ。

サイクスは英国の『The Sun』紙にこう語った。「俺はしばらく暗闇の中にいた。そこには前にも行ったことがある。でも、それは再び自分を見出すっていう美しいことの始まりだった。このロックダウン中、誰もがある程度経験していると思う。すごくポジティブな人たちでさえ、苦しいときがあるって事実から目をそらすことはできない。俺は間違いなく、鬱だった。でも、鬱の中でも最悪な部類だ。悲しいって感じるんじゃなく、何も感じないんだよ。自分の感情に触れることができなかった」

そんなとき、寺院から誘いがあったという。「Alissa(妻でブラジル人のモデル)の家族が住んでいる場所から2時間離れたところに寺院がある。ハレー・クリシュナの寺院だ。彼らから、そこに滞在してみないかって誘われたんだ。それでひと月、俺らはなんのディヴァイスも持たず世間とは連絡を絶ち、そこで信徒たちみたいな生活を送った。朝5時に起き、祈り歌い踊るんだ。自分自身と通じ合うためにね」

これが「リハビリみたいなものになった」そうだ。「俺は数年前、薬物が原因でリハビリ施設に入った。でも今回はデトックスになったよ。感情面での問題、ディヴァイスへの依存、ミュージシャンでいることへの依存、全てがデトックスされた。じっとしているってことを学んだ。朝起きて、その日何もやることがなくてもいいんだって考えられるようになった」

ブリング・ミー・ザ・ホライズンは最新の全英アルバム・チャートで、昨年10月にリリースしたEP『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』が1位を獲得した。

Ako Suzuki
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