【インタビュー】SARD UNDERGROUND、作詞初挑戦シングル完成「いつか坂井泉水さんみたいに」

■いつもはこんな感じじゃないんです（笑）
■ワイワイしてる感じを見てもらいたい

──そしてもう1曲、初回限定盤AとBに入っているZARDカバーが「来年の夏も」です。

神野：この曲は、“次にカバーができるなら歌いたいな”と思っていた一番の曲なんですよ。恋してる二人の日常がすごく伝わってくる歌詞で、素敵だなと思います。でも歌ってみたら、なかなか思うように歌えなくて……結局“原曲をすごく大切に歌う”ということを、一番心掛けたような気がします。自分をちょっと出すと“あ、違う違う”みたいになるというか……何なんでしょうね。原曲が良すぎて敵わないというか、とにかく原曲を大切にして歌おうと思った1曲です。

赤坂：私はこの曲をよく聴いていたので、カバーできることになってすごくうれしかったです。「遠い星を数えて」とはまたちょっと違う感じで、このシングルはいろんな曲調が揃っているなと思いました。同じバラードの中でも、キャラクターが分かれてる感じ。

▲「ブラックコーヒー」初回限定盤 A

▲「ブラックコーヒー」初回限定盤 B

──あー、確かに。そうですね。

坂本：私もZARDさんの曲の中で、一番と言っていいくらい好きな曲だったので。ピアノがすごくカッコよくて (※レコーディング時のピアノ演奏はZARD楽曲でも知られる小野塚晃）、それも含めていろんな楽器が壮大で、すごくいい作品になったと思います。私も、小野塚さんに少しでも近づけるように頑張りたいと思います。

杉岡：ピアノもいいし、サックスもいいですよね。楽器同士がしゃべってるみたいな、楽器がすごく盛り上がっていて“カッコいい～”と思いました。

神野：主役は楽器と思えるぐらい、迫力がすごいです。

──今回は、3曲合わせて、大人の階段を一つ上がったSARD UNDERGROUNDが聴けるというか、新しい扉を開くシングルになったんじゃないですか。

神野：そうですね。新しい一歩なので、ここからどれだけ力を合わせて進んで行けるか、すごく楽しみです。

──2021年は始まったばかりですけど、今年は、ライブ以外ではどんなことをやっていきたいですか。

神野：ファンクラブ(オフィシャルファンクラブ“SARD FUNCTION”／現在準備中)が楽しみですね。

──あ、そうそう。今、準備中でしたっけ。

神野：そうです。ゆるい感じの動画とか、出してみたいですね。なんか私たちって、すごくかしこまってる場面が多い気がしていて……。

杉岡：確かに。いつもはこんな感じじゃないんですよ（笑）。

──あはは。そうなんだ。

神野：コメントをする時とかも、「みなさんこんにちは、SARD UNDERGROUNDです」という感じで、真面目な感じでやってるので。もうちょっと、ワイワイしてる感じを見てもらいたいですね。全然違うことをしてみたい。活気あふれるファンクラブにしたいです。

▲「ブラックコーヒー」通常盤

──ちなみに、ワイワイしてる時に、一番天然なのは誰？

全員：（杉岡を指さす）。

──あはは。全員一致だ。

杉岡：ええ～（笑）。でも、みんな本当にすごいんですよ。キャラが。

神野：全員違いますね。

杉岡：みんな血液型が違うからかも。すごく面白いんです。

神野：……私は中途半端ですけど。

赤坂：友亜ちゃんは、どっちも持ってるんですよ。突っ込んでもくれるし、ボケもしてくれる。最高です（笑）。

神野：やっぱり、関西人なので（笑）。

──面白い企画、期待してます。

神野：ハードルが上がっちゃいました（笑）。

──ライブがやりづらい時期だからこそ、むしろ、どんどんいろんなことをやってほしいです。

神野：はい。頑張ります！

取材・文◎宮本英夫







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