コリィ・テイラー、“本物”のミュージカル制作を検討

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スリップノットのコリィ・テイラー(Vo)は、ミュージカルを書き下ろしてみようかとのアイディアを温めているそうだ。

彼にとってミュージカルに行きつくのは自然な流れだという。Twitchチャンネルの『Talkulture』でこう話した。「本物のミュージカルだ。(モンティ・パイソンの)『スパマロット』みたいなものじゃない。俺は、コンセプト・アルバムを作る傾向があるから、どうやって物語を繋ぎ合わせたらいいかわかってる。20代のときデモインで大半の時間を一緒に過ごした連中をもとにミュージカルを作ろうってアイディアと戯れているんだ。俺らがどうやって出会い、はみ出し者同士が集まり、どうやってお互いを助け合ったかっていう」

「俺らは全員、情緒的虐待、ネグレクトなんかを体験してて、それに対処しようとしていた。当時、それらの問題が何と呼ばれているか知らなかった。俺らが救われたのは、一緒にいることで一人じゃないって感覚を持てたからだ。俺らは、友人とか話すことができる奴って関係で、お互いをサポートし合えば、これを乗り越えることができるって思うようになった。当時、俺はいろんなことに触れた。新しい音楽、様々なジャンルの音楽、文学、映画……。今の俺の原点だ」

「ってことを、考えてるんだ。まあ、俺は注意散漫な奴だから、完成できるかわからないけどな。でも、間違いなく10年前よりはそれに情熱を持ってる。(ミュージカルを)書き下ろすのに使うことになるであろうピアノの演奏にしたって前より自信がある。情熱的なプロジェクトの1つだ。どうなるか見てみよう」

テイラーは以前、『レ・ミゼラブル』の小説、ミュージカルの大ファンだと熱く語り、『Metal Hammer』誌に同作に関するコラムを寄稿したこともある。ずっと自分とジャン・ヴァルジャンを重ね合わせてきたそうだ。

Ako Suzuki
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