アイアン・メイデンの元ギタリスト、殿堂入り候補に含まれ驚き
アイアン・メイデンがロックの殿堂の候補に挙がり、ファースト・アルバム『Iron Maiden(鋼鉄の処女)』(1980年)でプレイしたギタリストのデニス・ストラットンは、その中に自分の名が含まれていたことに驚いたそうだ。
今年度初めてノミネートされたアイアン・メイデンは、現メンバー:ブルース・ディッキンソン(Vo)、スティーヴ・ハリス(B)、ニコ・マクブレイン(Ds)、エイドリアン・スミス(G)、デイヴ・マーレイ(G)、ヤニック・ガーズ(G)に加え、3人の元メンバー:ポール・ディアノ(Vo)、クライヴ・バー(Ds)、デニス・ストラットンがリストアップされている。
1979年12月にバンドに加入し翌年10月には脱退、アルバム1作のみの制作だったストラットンは期待していなかったと『Total Rock Radio』のインタビューで話した。「最初のリアクションは……、“ああ、僕は含まれないな”だった。アイアン・メイデンに関して言えば、僕はそれほど多くの幸運には恵まれていない。例えば、ゴールドディスク……。僕は2つ手に入れたが、彼らは20はあるだろう」
候補に挙がったと知り、「ちょっとショックだった」と続けた。「僕ほか2人を含んでくれるなんて、すごくナイスだ。僕的にはものすごく興奮してる」
片や、ディッキンソンは2018年、「もし俺らが殿堂入りしたら、俺は拒否する」「ロックンロールはクリーヴランドの霊廟に属するものではない」と、ハリスは「(殿堂の候補に挙がらないことに)イラっとするわけでもないし、笑ってしまうわけでもない。正直言って何も考えてない」「アワードっていうのは、貰ったらナイスだと思うけど、そのためにやってるわけじゃない」「いい音楽作って、いい公演を開く。それだけだ」と話していた。
アイアン・メイデンは現在、ファン投票で4位につけているが、バンドの公式サイトやSNSは候補に挙がったことに対し特に反応を示していない。
Ako Suzuki
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