デイヴ・グロール、トム・ペティからの誘いを断った2つの理由

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Photo by Danny Clinch

デイヴ・グロールは1994年、テレビ番組でトム・ペティと共演した後、ザ・ハートブレイカーズに加入しないか誘われたが、2つの理由により断ったという。

グロールは1994年11月、『サタデー・ナイト・ライブ』でのトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのライブ・パフォーマンスにドラマーとして参加し2曲をプレイした。ニルヴァーナはその年の4月にカート・コバーンを喪い、活動を休止しており、ペティは長年のドラマーStan Lynchが脱退したことから、マネージメントを通じ、グロールに声をかけたという。

グロールは最近、SiriusXMの『The Howard Stern Show』で当時のことを振り返った。「トム・ペティと『サタデー・ナイト・ライブ』でプレイした。すごく楽しかったし、気が合った。でも、“待てよ、何で俺なんだ?”とも思ったよ。彼なら天下一品のドラマーをゲットできるだろ」

楽しかったのはペティも同じだったようで、プレイ後、彼から「すごく良かった。これ1回限りだったら残念だ」と言われた上、家に電話があり、加入しないか誘われたそうだ。

グロールはそれを断った理由をこう説明している。「俺はこれ(フー・ファイターズ)を始めたばかりだった。それに、ドラムに戻るのはしっくりこなかった。ニルヴァーナにいたときを思い出させるからね。個人的には、それは悲しいことになっていただろう。カートがいないのに、毎晩ドラムをプレイするなんて心中穏やかではいられないはずだ。だから、“駄目だ。こっちをやろう”って思ったんだ」

グロールは同じ時期、パール・ジャムからも誘いがあったとの噂があるが、これは「オーストラリアかどこかで1度ジャムしたけど、電話があり誘われたりはしていない」と否定した。

Ako Suzuki
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