【ライヴレポート】ユナイト、HERO、DOG inTheパラレルワールドオーケストラ「いつか“ユナヒロ犬。”でツアーを」

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ユナイト、HERO、DOG inTheパラレルワールドオーケストラによるSPECIAL 3MAN LIVE<ユナヒロ犬。>が2月11日、東京・新木場USEN STUDIO COASTにて開催された。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆<ユナヒロ犬。> 画像

スリーマンツアー<ユナヒロ犬。>の開催が発表されたのは関東一都三県に緊急事態宣言が発出された直後の2020年4月20日だった。当時、ユナイトの椎名未緒が「皆さんにとっても、希望の一つになれたらと!」と語っていた通り、不確定要素がある中でツアーが行われる秋までに、ある程度事態が収束することを期待して、“予定通り開催したい、開催できたらいいな”という願いにも似た告知であったことは想像に難くない。しかし、各都市における感染状況及び、お客様の安全を確保できないという判断から、残念ながら全公演中止となってしまった。そして年は明け、次第に各バンドが活動を再開させ始めた2月11日に再び3バンドが揃い、4ヶ月越しのリベンジともいえるSPECIAL 3MAN LIVE<ユナヒロ犬。>を東京・新木場USEN STUDIO COASTで開催した。






▲HERO

トップバッターは2019年12月に約2年ぶりに活動休止から完全復活したHEROだ。幕が開くとそこにはすでにJIN (Vo)、SARSHI (G)、YU-TA(B)、yusuke(Dr)がステージにスタンバイしており「カゾエウタ。」でライヴはスタート。「お久しぶりです! 俺たちがHEROだ!」とJINが開口一番に叫ぶと声が出せないフロアからは大きな拍手が起こる。そう、彼らは活動再開以降2月にライヴを1本やって以来、実に1年ぶりのライヴなのだ。しかし、HEROのライヴの魅力のひとつである一体感を生み出す“肩組み”はガイドライン上禁止行為となっているため、いつもであれば「肩組め! 友達作って帰れ! 一人ぼっちの子がいたら巻き込んでやれ!」と煽るJINだが、この日ばかりは「肩組んじゃダメ! 友達なんていらない! お前ら今日は全員一人ぼっちだからな!」とらしくない煽りを見せるも、ヒロイン(HEROファンの総称)はいつもと違う楽しみ方を提示されて楽しそうだ。

そんないつもとは違う肩組みを見せた「「to you…」」を経て、SARSHIの軽やかなギターが冴える「「色合わせの法則」」、YU-TAのベースが暴れまわる「Listen to me」と徐々に会場のボルテージを上げ、後半戦に差し掛かり披露された「Shall We Sing」ではJINの口から「やっぱり有観客ライヴは最高だな!」と本音が漏れる場面も見られた。

ここからはラストスパート。疾走感溢れる「テノヒラ」、yusukeの軽快なドラムから始まった「カントリーロード」、さらに普段であればヒロインとの掛け合いがお決まりの「「ソプラノ」」では心の中で歌ってくださいと投げかけてラストナンバーとした。思い返せば“愛”にまつわる曲が多く披露された約1年ぶりのライヴはJINの「本当楽しかった。愛してる。バイバイ」の言葉とともに幕を閉じた。







▲DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

続いて二番手に登場したのは1月12日に約10ヶ月ぶりの有観客ライヴを再開させたDOG inTheパラレルワールドオーケストラ。フラッシュリングの海が広がるフロアに迎えられた彼らは「断崖式DDT」をSEに登場し、「to greet the dawn.」でライヴの幕を開いた。少しずつこれまで通りを取り戻すかのように“次の夜明けを迎えるために”と春(Vo)がしっとりと歌い上げたのち、「我慢したスリーマンツアー、年が明けていろんなことを3バンドで考えて、今夜を迎えに来ました。ここに集まってくれたみんなも、カメラの向こうのみんなも思いっきりステキな夜にしようね」と投げかける。すると準々(G)のリフが響き、「午前0時」をドロップ。“今日が終わっちゃうのに何も変わんない そんな明日がずっと嫌いなんだけど”というコロナ禍においての苦悩と重なるこの曲では、歌詞の通り、我慢した先でファンに会えた歓びをダイレクトに感じることができた。

温まってきたフロアの熱をさらに上げた「HOTDOG」ではフロアがモンキーダンスを踊り、パンキッシュな「Doggy Style」、さらには「今日、みんなは大騒ぎ出来ないから、かわりに我々が大騒ぎしますので、みなさんはその場で大いに楽しんでください!」とメンバーがステージを所狭しと駆け回った「遊郭ディスコ」では、フロアは制限があるのを忘れるくらいの盛り上がりを見せてくれた。

ライヴは終盤戦、「マジで散々な一年だったけど、一年でたった一日“おめでとう”とか“ありがとう”とか、そういうことが繋がって一年っていうのは出来てると思いますので」と誕生日を祝うことも祝われることも出来なかった去年を振り返り、披露された「アンハッピーバースデー」では“今日も生きてるんだ ただそれだけで褒めてくれなくちゃヤだよ 明日も生き抜くんだ やっと良い日が来るって信じて”と歌った。散々だった一年を生き抜いて、なんでもないこの日のこの場所にたどり着いたことを祝福してくれたようだった。そして、この日のラストに演奏されたのは新曲である「LiFE iS LiVE」。この曲にはあえてシンガロングパートが盛り込まれており、これは“この状況下において、いつかこの歌を一緒に歌う夜を目指して活動していく”という意志が込められているという。そんな日を目指して彼らはこれから、何度も明けない夜を越え、本当の夜明けを目指すのだ。







▲ユナイト

そしてトリを務めたのはユナイト。彼らも1月21日に有観客ライヴを再開させたばかりだ。「ここは天国ですか?」をSEに登場し、「お待たせしました、ユナイトです!」という結(Vo)の挨拶ともにパーティーファンクナンバー「-ハロミュジック-」でライヴはスタート。ライヴ初披露となった「さよならユーフォリア」は椎名未緒(G)とLiN (G)のツインギターによるカッティングとハク(B)のスラップが絡み合い、「栞」では莎奈(Dr)を含めた楽器陣の巧緻なアンサンブルを聴かせ、その演奏力のクオリティの高さを見せつけてくれた。「さあコースト、ルールに制限はあるけど、思いっきり上に高く跳ねてみようか!」と結が煽り、始まった「Ravish Monster」では“Let’s Party!!”という歌詞の通り、久しぶりの対バンライヴを楽しむU’s (ユナイトファンの総称)の姿を見ることができた。

「本来ならこの<ユナヒロ犬。>は3バンドで全国をまわる予定だったんだけど、残念ながらそれがなくなってしまったので、その分をこの一日にすべてを詰め込みたいと思う」との意気込みを結が語ると、まだまだパーティーは終わらないと言わんばかりに「Cocky-discuS」を披露。さらに後半戦は盛り上げ隊長・LiNが声を張り上げた「small world order」へ。「新木場STUDIO COASTの皆さん、イタダキマス」の合図から繰り出されたキラーチューン「ice」でフロアにとどめをさしにかかる。

そして「なかなか逢えない日々が続いているけど、僕らはいつもここにいるから。お互いを照らし合い、支え合い、これからも歩んでいきたいと思ってる。その想いを最後、この曲に乗せて届けます」とラストナンバー「イオ」をプレイ。木星とその衛星であるイオの関係をユナイトとU’sになぞらえたこの曲で、彼らはU’sに対して“いつだって僕らはここにいるから”と手を差し伸べ、U’sはその手を取り、彼らを照らし続けるというユナイトとU’sの絆を改めて強く感じるラストだった。



▲ユナヒロ犬。

また、最後は全バンドを呼び込んで大セッションが行われ、出演者全員で去年のツアー中止の際に返礼品として作られた「ユナヒロ犬。のテーマ」を披露。3バンドが入り乱れた仲睦まじいセッションに思わず笑みがこぼれたと同時に、ここに至るまでの長い道のりに胸が熱くなった。しかし、春の「これはゴールではなく、おれは全然諦めてないから、いつか『ユナヒロ犬。』で絶対にツアーやろうね!」の言葉の通り、これはまだ夜明けへの第一歩であり、ユナイト、HERO、DOG inTheパラレルワールドオーケストラの3バンドは、“本当の夜明け”を目指してまたここから歩いていくのだ。

取材・文◎オザキケイト
撮影◎西槇太一

■SPECIAL 3MAN LIVE <ユナヒロ犬。>2021年2月11日(木・祝)@新木場USEN STUDIO COAST セットリスト

【HERO】
1. カゾエウタ。
2. 「to you…」
3. 「色合わせの法則」
4. Listen to me
5. Shall We Sing
6. テノヒラ
7. カントリーロード
8. 「ソプラノ」
【DOG inTheパラレルワールドオーケストラ】
SE. 断崖式DDT
1. to greet the dawn.
2. 午前0時
3. HOTDOG
4. Doggy Style
5. 遊郭ディスコ
6. アンハッピーバースデー
7. ハルシオンキャンディ
8. LiFE iS LiVE (新曲)
【ユナイト】
SE. ここは天国ですか?
1. -ハロミュジック-
2. さよならユーフォリア
3. 栞
4. Ravish Monster
5. Cocky-discuS
6. Small world order
7. ice
8. イオ
【セッション】
1. ユナヒロ犬。のテーマ

■SPECIAL 3MAN LIVE<ユナヒロ犬。>アーカイブ配信

視聴期間:2月25日(木)23:59まで視聴可能
▼視聴チケット
¥1,500(税込)
https://twitcasting.tv/official_unite/shopcart/52851

■HEROニューシングル「音の手紙」

HERO onlineshopにて配信中
https://heroonline.base.shop/

■HERO有観客生配信ライヴ

2月22日(月) 渋谷Milkyway
3月25日(木) 西永福JAM

■DOG inThePWO ニューシングル「LiFE iS LiVE」

2021年2月17日(水)リリース
【初回盤A (CD+DVD)】RSCD-340/341 ¥2,000+税
※着せ替えジャケット封入(初回盤A,B共通10種よりランダム1種封入)
【初回盤B (CD+DVD)】RSCD-342/343 ¥2,000+税
※着せ替えジャケット封入(初回盤A,B共通10種よりランダム1種封入)
【通常盤 (CD)】RSCD-344 ¥1,500+税
※3タイプ購入特典:DOG通信Vol.0.997

■DOG inThePWO ONLINE LIVES ♯6 ONLINE ONEMAN LIVE<ミッドナイトダイビング>

3月13日(土)
open17:30 / start18:00
※アーカイブ視聴期間:~3月16日(火)23:59
▼配信チケット
¥3,000
販売期間:1月16日(土)21:00~3月16日(火)20:00
https://www.galacaa.com/concert/145

■DOG inThePWO 有観客ONEMAN LIVE<ミッドナイトダイビング>

3月16日(火) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
open16:45 / start17:30
▼チケット
指定席¥5,500(D別)
一般発売日:2月13日(土)〜
(問)NEXTROAD 03-5114-7444

■ユナイト1stミニアルバム『ファンファーレ』

2021年3月3日(水)リリース
【通常盤】DCUN-30 ¥3,300(税込)
【爆上げ盤付】DCUN-30~31 ¥5,000(税込)
1. ファンファーレ
2. NASTY_Q_APRI?
3. さよならユーフォリア
4. 液体の夜
5. 弧媚
6. 優しい嘘
▼爆上げ盤
1. ファンファーレ (off vo.)
2. ファンファーレ (結 爆上げver.)
3. ファンファーレ (椎名未緒 爆上げver.)
4. ファンファーレ (LiN 爆上げver.)
5. ファンファーレ (ハク 爆上げver.)
6. ファンファーレ (莎奈 爆上げver.)
※“爆上げver.”は各パートの音量が極端に大きく聴こえやすくなっています。
※各配信サイトおよび通販サイト「city!」にて販売
https://citycity.theshop.jp/

■ユナイト ワンマンライヴ<UNiTE. 10th Anniversary oneman live [U&U's -Fanfare-]>

2021年3月28日(日) LINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)
open16:00 / start17:00
▼公演チケット
・FC限定 VIP(1)チケット ¥30,000 (税込・指定席)
・FC限定 VIP(2)チケット ¥25,000 (税込・指定席)
・FC限定 Sチケット ¥20,000 (税込・指定席)
・FC限定 Aチケット ¥10,000 (税込・指定席)
・FC限定 特典のみ ¥5,000 (税込)
・通常チケット ¥5,000 (税込・指定席)
・配信チケット ¥4,000 (税込)
一般発売:後日発表 ※通常公演および配信チケット
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888

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