コーンのブライアン・ウェルチ「アンコールには最早、本来の意義がない」

コーンのギタリスト、ブライアン“ヘッド”ウェルチが、コンサートでの慣習、アンコールについて物申した。
ウェルチは「俺らはアンコール・バンドではなかった」と、『Bringin' it Backwards』ポッドキャストでアンコールに対する抵抗感を語った。「俺らの間では、“あれは陳腐だ。無理強いだ。どうしてもってことになってるが、でも……”って議論があった。俺らはアンコールはやらない。インタビューで、“俺らはアンコールはやらない。全てを出し尽くし、終わりだ”ってよく言ってた。そしたら、ファンが、とくに海外のファンが怒り出した。“もう1回出てこないのは無礼だ”とか言われてさ。それで、俺らはやらざるを得なくなった。でも今でも、俺らは気に入ってはいない。みんな、それがあって当たり前だと思ってるし、喝采を送ってくるわけでもない。終わりにしたいのに、観客が拍手でステージに戻ってくるのを求める、それがアンコールの本来の意味だった。でも、そういうのは最早ない」
アンコールはやらないをモットーとし、それがファンに受け入れられているアーティストもいるが、『Pitchfork』によると、2018年、インディ・ロック・バンドのウェーヴスは米ヒューストンで開いた公演でアンコールを行わなかったところ、観客の1人から殺すと脅されたという。フロントマンのネイサン・ウィリアムスは当時、「昨日の公演にいた1人の男性から、殺すと脅された。俺らがアンコールをプレイしなかったからだ。最初、冗談かと思ったが、彼は大真面目だった」とつぶやいていた。この人物は警備員により会場から連れ出されたという。
Ako Suzuki
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