【インタビュー】貴島明日香、『DAM CHANNEL』18代目MCに就任「すごくワクワクしています」

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カラオケファンにはお馴染みの人気コンテンツ『DAM CHANNEL』。2021年4月からは、日本テレビ『ZIP!』のお天気キャスターでもある貴島明日香が18代目MCとして登場する。雑誌『non-no』の専属モデルとしての活躍はもちろん、最近では自身の公式YouTubeチャンネル「あすかさんち。」でのゲーム実況なども話題となっている貴島。今回はMC就任の意気込みを伺うとともに、彼女の音楽ヒストリーや仕事への取り組み方などから浮かび上がってくる「素の魅力」を探ってみた。

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■この子たちのために頑張ろうって

──まずはDAM CHANNEL18代目MC就任、おめでとうございます!

貴島:ありがとうございます。私もカラオケに行ってDAM CHANNELはよく見ていたので、決まった時は「え?あのDAM CHANNEL!?」って本当にびっくりしました。歴代のMCも、すごい方ばかりですからね。私、MCは番組でやらせていただいたことはあったんですが、いわゆるアーティストの方にお話を聞くというのは初めてなので、自分の幅を広げるきっかけにもなるんじゃないかなと思うとすごくワクワクしています。めちゃくちゃ嬉しいです。

──すでに収録も始まったようですが、手応えとしてはいかがですか?

貴島:緊張しているからだと思うんですが、毎回あっという間です。「次は何を聞こうかな?」って考えながら喋るのは大変だけど、いろんな方にお会いしていろんなお話を聞くことができるので、私自身もすごく楽しみながら収録させていただいています。

──ちなみに初回の収録の前は、ご自身でイメトレなんかもされたんですか?

貴島:しました、しました。ネットで「MC 心得」みたいな感じで検索して(笑)。これまで私は台本があって、それを伝えるというお仕事が多かったので、今回のようにそこで生まれる会話で進行していくってすごく難しいなって思いました。当たり前のことかもしれないですが、相手の話をしっかり聞くことを心がけながら、毎回自分なりの準備をして臨んでいます。

──明日香さん自身、カラオケに行って歌うことはありますか?

貴島:はい。以前はよく、友達との待ち合わせの時間や次のお仕事までちょっとあるなと思ったら行ってましたね。もちろん友達や家族とも行きますが、ひとりカラオケも全然抵抗なく楽しめるので。

──結構小さい頃から行ってました?

貴島:小学4〜5年生くらいから行ってました。母が歌手を目指していたらしくて、オーディションを受けたこともあるみたいなんですね。私も特別歌が上手いとかではなかったけど、歌うことは大好きだったのでよく一緒に行きました。私が子供の頃は、地元のカラオケが確か1時間50円だったんですよ。大塚愛さんの「さくらんぼ」がすごく人気で、友達とみんなで歌いながら盛り上がっていたことを今でもよく覚えてます。

──音楽はよく聴いていたんですか?

貴島:最初は流行りの曲を普通に聴いているくらいだったんですが、中学2年生くらいでボーカロイドを知って。ボカロ曲にはいろんな表現があるんだなって思ったし、歌詞に興味を持って聴くようになったのもそこからでした。ボーカロイドっていわゆる一般の方が自由に曲を制作されているので、いろんなジャンルのいろんな曲があって、自分の好きな曲が見つかる場所だなって思うようになったんですよね。最初の頃はまだカラオケに入っていなかったんですが、だんだんと世間にも受け入れられるようになり、最初の頃によく聴いていた初音ミクの「メルト」をカラオケで歌えた時は感動でした(笑)。

──たくさんあるとは思いますが、明日香さんにとっての思い出の1曲と言えば?

貴島:GReeeeNの「遙か」ですね。私が上京する時、新幹線で音楽を聴いていたらたまたまこの曲が流れてきたんですよ。その時の自分の状況と合い過ぎてて、もうボロボロ泣いてしまって。今でもこの曲を聴くと、上京したばかりの頃のことを思い出してジーンと来ちゃいますね。親のことを思い出したり、寂しい気持ちが溢れ出てくる感じで。今、お酒飲みながらカラオケで歌ったりしたらめっちゃ泣くと思います(笑)。

──確かに、飲みながら歌うと泣いちゃう系の名曲ですね(笑)。明日香さんは、カラオケを楽しむ自分なりのコツとかルールは何かありますか?

貴島:カラオケはやっぱりまずみんなで飲みに行って、その後に盛り上がって行くのが最高ですよね。そういう時は自分が歌いたい曲よりも、みんなが知ってて、みんなで歌えるような曲を選ぶようにしています。今はまだまだ大人数では行けない状況ですけど、カラオケって、自然と絆を深めることができる場所なんじゃないかなって思うんですよね。あと、ハロウィンの時なんかは友達とプチ仮装して楽しんだりもしてましたよ。


──ファッションやメイクで気分を上げるのもいいですよね。ちなみに現在明日香さんはファッションモデルとして雑誌やいろんなコレクションでもご活躍ですが、お天気キャスターを務めている『ZIP!』の仮装も含め、いつも心からファッションを楽しんでいらっしゃるんだなという印象です。

貴島:そう思っていただけたらすごく嬉しいです。洋服って、自分に自信を付けてくれる力があると思うんですよね。普段は絶対に着ないような服をお仕事で着ると、違う自分になれたような気持ちにもなりますし。いつもスタイリストさんと相談しながら決めているんですが、『ZIP!』の衣装を着ると、自分の中の『ZIP!』のスイッチが入ります。イベントの時はコスプレも取り入れたりしていますが、普段の『ZIP!』では、見ている方が今日着て行く服装の参考になるようなものを選んでいるんですよ。

──気温なども考慮して。

貴島:はい。OLの方もたくさんご覧になっていると思うので、そういう方がお好きなブランドを着たりもしていますね。

──ファッションも、小さい頃から興味があったんですか?

貴島:ありましたね。当時『nicola』という雑誌でいつも表紙を飾っていた岡本玲さんに憧れていて、ファンレターを出したこともあります。雑誌はいつも見てたし、YouTubeでの撮影風景なんかも見ながら、可愛いなあ、かっこいいなあって、本当に憧れの的でした。今は私もいろんなお仕事をさせていただいていますが、改めてファッションが好きだなと思うし、ファッションはもう生活の一部というか、自然と自分にとって切っても切り離せないものになってきたなと思っています。

──切り離せないと言えば、ゲームもそうですね。最近ではYouTubeのゲーム実況も人気です。

貴島:私の中で、もちろんどれも自分自身ではあるんですが、ゲームをしている時の自分がいちばん素なんですよね。純粋に楽しみながら、自分の好きなことを発信していたら、多くの方に見ていただけるようになって。あとは猫!私は“にゃんず”のために働いていると言っても過言ではないくらい(笑)、大切な存在です。

──今、2匹飼っていらっしゃるんですよね。

貴島:はい。『ZIP!』のお仕事を始めて、朝が早いから人と会うことが少なくなったんですね。仕事先と家の往復だけになったりして、気分が落ち込んでしまった時期があったんです。精神的にちょっと辛いなというのもあって、ひょっとしたらこれは、自分に向けられている矢印を他のものに向けたらいいんじゃないかと考えたんです。愛情を注げる存在がいてくれたらいいなと思ったのがきっかけで、昔から絶対に一緒に暮らしたいと思っていた猫を飼うことにしました。最初は1匹だったんですが、私がいない時間のことを考えると「この子はこれで幸せなのかな?」と思うようになり、2ヶ月くらいでもう1匹を迎えることに。ちょっと大袈裟かもしれないですが、猫は私のことを救ってくれた大切な存在です。めちゃくちゃ感謝しています。だから、この子たちのために頑張ろうって思うんですよね。



──音楽もそうかもしれないですね。ファッションの現場でも、ゲームでも音楽は切り離せないし、時には寄り添ったり励ましてくれて心を支えてくれている気がします。

貴島:本当にそうだと思います。私、失恋ソングが大好きなんですよ。すごく好き(笑)。クリープハイプやback number、My Hair is Badなど、邦ロックもよく聴くんですが、特にback numberの「あとのうた」はめちゃくちゃ歌ってたし、支えられましたね。私、失恋した時は元気な曲を聴くんじゃなくて、失恋の曲を聴いて浸って自分を慰めるタイプなんです。自分の話を聞いてもらっているような気持ちで曲を聴くことで、助けてもらっていたんですよね。

──好きな人ができると、その人が好きだって言っている音楽を聴いてみたりもしません?

貴島:聴きましたね(笑)。だから今でもそういう曲を聴くと、当時を思い出したりします。イントロを聴いた途端に、あの頃の記憶がよみがえったりして。音楽の力ってすごいなって思います。

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