アリス・クーパー「俺を本名で呼ぶのはキース・リチャーズだけ」

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アリス・クーパーによると、彼のことを本名(Vincent Damon Furnier)で呼ぶミュージシャンが1人だけいるそうだ。それは、ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズだという。

◆アリス・クーパー画像

アリスは、英国の新聞『The Sun』のインタビューでこう明かした。「俺のことをヴィンスと呼ぶ唯一の人物がキース・リチャーズだ。“ヴィニー、ヴィニー、どれくらい飲んでない?”とかさ。“30年以上だ”って答えると、“えっ、訊いていいか? なんでだ?”って」

アリスは、もう38年間もお酒を飲んでいないそうだ。当時はそんなこと考えられなかったキースも2018年には「(お酒を控えるようになってから)もう1年近くになる。手を引いたんだ。ウンザリしたんだよ」と発言していた。

アリスはまた、最近、『Classic Rock』誌のインタビューで、アリス・クーパーというキャラクターを真に理解しているのは自分とプロデューサーのボブ・エズリンだけだと話している。「アリスのことを本当にわかっているのはボブと俺の2人だけだ。曲を作ったり聴き直しているとき、俺らは顔を見合わせ、“アリスはこうは言わないだろう”って言い合うんだ。俺らはアリスを第三者として見ている。“アリスはこういう風には歌わないだろう”とか、アリスをそう扱っているんだ。これに関して俺がこの世界で信頼しているのはボブだけだ。なぜなら、俺ら2人でアリスのキャラクターを創ったからだ。他のプロデューサーたちとアルバムを作ったときでも、俺はボブに曲を送る。彼のコメントをもとに、直したりするんだ」

アリスは先月末、エズリンがプロデュースしたニュー・アルバム『Detroit Stories』をリリースし、全英チャートで4位に初登場した。彼のスタジオ・アルバムがトップ5に入るのは1991年の『Hey Stoopid』(4位)以来だった。

Ako Suzuki
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