元エントゥームドのL.G.ペトロフ、癌との闘病の末、49歳で死去

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元エントゥームド/現エントゥームド A.D.のヴォーカリスト、L.G.ペトロフが3月7日、49歳で亡くなった。彼は昨年、胆管がんと診断されたことを公表していた。

◆L.G.ペトロフ画像

エントゥームド A.D.は8日、「俺らのブラザー、リーダー、ヴォーカリスト、俺らの“Chief Rebel Angel”が昨晩、別の旅に出かけた。とても悲しいことに、Lars-Göran Petrovが俺らのもとを去ったと伝えなくてはならない」との声明をFacebookに掲載した。



1972年スウェーデンに誕生したペトロフは、1988年にエントゥームドの前身バンドに加入。エントゥームドとしては2014年のバンド分裂までにデビュー・アルバム『Left Hand Path』(1990年)をはじめ、バンド最大のヒット作となった『Wolverine Blues』(1993年)などを発表し、2014~2019年の間にエントゥームド A.D.として3枚のスタジオ・アルバムをリリースした。

昨年、クラウドファンディング・プラットフォームGoFundMeで治療費を募った際、癌を取り除くことはできないが、医師らは化学療法でコントロールしようとしていると伝えていた。

同じくスウェーデン出身のミッキー・ディー(Ds)は「ロック・コミュニティにとって多大な喪失」と、メガデスのダーク・ヴェルビューレン(Ds)は「LGのヴォーカルは唯一無二で、機知に富んだ歌詞は常に僕の人生のサウンドトラックだった」と追悼の言葉を上げている。





エントゥームド A.D.によると、ペトロフはインタビューで墓石に刻んで欲しい言葉、彼のレガシーについて問われた際、「I will never die, it will never die(俺は決して死なない。それが消え去ることはない)」と答えていたという。

Ako Suzuki
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