XSONIC、MIDI/USB/リレー/Bluetoothでデバイスを自在にコントロールできるフットコントローラー「AIRSTEP」＆「AIRSTEP Lite」

ペダル型オーディオインターフェイス/MIDIコントローラーXTONEシリーズで知られるXSONICから、ハードウェア/ソフトウェアを自在にコントロールできるこれまでにないフットコントローラーが登場。多彩なデバイス/インターフェイスに対応した「AIRSTEP」と、Bluetoothのみ対応の「AIRSTEP Lite」の2モデルが3月15日に発売される。

「AIRSTEP」シリーズは、さまざま接続方法でほとんどすべてのデバイスにインターフェイスして、ハードウェア/ソフトウェアを自在にコントロールできるフットコントローラー。USB端子とMIDI端子、リレー（フットスイッチ）端子、そしてBluetoothを装備した「AIRSTEP」と、Bluetoothのみを搭載した「AIRSTEP Lite」の2モデルをラインナップする。


「AIRSTEP Lite」は、ライトバージョンとして単独で使用できる他、もう1台の「AIRSTEP」とペアリングしたコンボモードで拡張リモートペダルとしても使用可能だ。


他のデバイスとの接続はUSBケーブル、MIDIケーブル、TRSケーブルといった物理的なものだけでなく、Bluetoothを介したワイヤレス接続も可能。扱えるデータもあらゆるMIDIコマンドはもちろん、コンピューターのキーボードと同等のHIDコマンドもハンドリングできる。また、フットスイッチ端子を使えば、MIDI機能を持たないギターアンプのチャンネル切り替えも行える。しかも1つのトリガーで、最大8つまでのコマンドを混在して任意のインターフェイスへ送信できる。

MIDIコントロール機能は強力かつ総合的。2つの5ピン標準MIDI端子、USB-C端子、およびBluetooth MIDIインターフェイスを介して、ハードウェアでもソフトウェアでも、MIDIに関連するすべてのものをコントロールできる。入力されたすべてのMIDIメッセージは、任意のMIDI出力へ転送可能。たとえば通常のMIDIコントローラーを「AIRSTEP」の5ピンまたはUSB MIDI入力に接続すると、Bluetooth出力に転送可能に。つまり「AIRSTEP」は、従来のMIDIコントローラーをワイヤレス化することができるのだ。

USB HOST機能も魅力的なフィーチャーだ。このモードでは、「AIRSTEP」のUSBインターフェイスがコンピューターに装備されたUSB端子と同等に機能する。ハードウェアエフェクターの中には、ZOOM MSシリーズのようにコンピューターによってのみコントロール可能なUSB端子しか持たないものもあるが、「AIRSTEP」を使用すればフットスイッチを追加することが可能に。さらに、USB接続のMIDIコントローラーを「AIRSTEP」に接続することも可能。コントローラーからのMIDIメッセージをBluetoothに変換し、ワイヤレス化が可能となる。


Bluetooth MIDIおよびHIDを介した場合、スマートフォン、タブレットおよびコンピューター上のソフトウェア、たとえばエフェクトソフトウェアやプラグイン、DAWなどをワイヤレスでコントロールできる。HIDコマンドはいわゆるコンピューターのキーボードを接続したのと同じ状態。YouTubeのギターレッスン動画の再生/一時停止/早送り/巻き戻し、譜面アプリのページめくりも同時に行え、完全に手がフリーになる。

「AIRSTEP」は内蔵の充電バッテリーで動作（フル充電で最大300時間動作）、外部電源は不要だ。そのコンパクトなサイズ、堅牢なメタル筐体により、ステージやスタジオなどの厳しい環境での使用にも耐えるようデザインされている。本体には5つのフットスイッチを搭載し、「AIRSTEP Lite」を追加すればさらに5つのフットスイッチをワイヤレスで拡張できる。


すべての機能は、無償でダウンロードできるできる専用のアプリにより、カンタンに設定可能。豊富なオンラインプリセットも内蔵しているので、ワンクリックで本体にロードできる。本体には5つのプリセットをメモリー可能なので、さまざまな機能を本体だけで切り替えて使用することも可能だ。