トニー・アイオミ、ディオ在籍期ブラック・サバスの未発表曲流出に「全く以て不満」

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先週、「Slapback」というロニー・ジェイムス・ディオ時代のブラック・サバスの未発表曲がネットで公開されたことに、トニー・アイオミが不満を口にした。

この音源は、ブラック・サバスのキーボーディストだったジェフ・ニコルズの継子でニコルズの遺産を管理するGary Rees氏が3月5日、「Slapback - ブラック・サバス (?)」と題してYouTubeに投稿した。彼は、1979年に行われたブラック・サバスのレコーディング・セッションで録音されたカセットテープを発見したという。

今週、SiriusXMの『Trunk Nation With Eddie Trunk』のインタビューで、この曲について覚えていることはあるかと問われたアイオミは、「僕は(公開されたことに)不満を持ってる。全面的にだ。本当に後味が悪い。僕らがあれを録音したとき、ジェフはバンドに関与さえしていなかった。あれは、ロニーがベースをプレイしていて……、ラウンジで録音したってだけのものなんだ」

「ジャムしたりプレイしてみたが、あのアルバム(『Heaven And Hell』)には相応しくなかったものがいくつかある。だから形を整えていないし、ちゃんとレコーディングしたわけでもない」

Rees氏は、1月、「Slapback」が入っていたというカセットテープから「Heaven & Hell - ブラック・サバス (1979 リハーサル ft. ジェフ・ニコルズ‐ベース)」と題した別の音源も公開しており、それには「このアップロードは彼(ニコルズ)へのトリビュートだ。最近、彼のアーカイヴに何千とあるカセットテープの中からこれを発見した。インデックスには“ON & ON HEAVEN & HELL ORIGINAL VERSION GEOFF PLAYING BASS”と書いてある。カセットのどこにもブラック・サバスとはない。On And On Heaven And Hellがオリジナルの仮タイトルだったのかもしれない。ロニー・ジェイムス・ディオ:ヴォーカル トニー・アイオミ:ギター ジェフ・ニコルズ:ベース ビル・ワード:ドラム もし彼らでなければ、いいカヴァー・ヴァージョンだ」との説明を添えていた。

Ako Suzuki
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