フェンダー、アコースティックとエレキが融合した次世代ギターの最新モデル「American Acoustasonic Jazzmaster」販売開始

フェンダーから、アコースティック・ギターとエレクトリック・ギターが融合した次世代ギターシリーズ「American Acoustasonic」の最新モデルが登場。Jazzmasterをフィーチャーした「American Acoustasonic Jazzmaster」がリリースされた。フェンダーの公式オンラインショップおよび公式ショップ・イン・ショップであるFENDER SHOP in MIKI GAKKI AMERICAMURA（大阪）をはじめ、全国のAcoustasonic取扱店で販売が開始されている。


American Acoustasonicは、アコースティックのオーガニックなサウンドからエレクトリックギターのリズムトーンまでを奏でる革新的な次世代ギターシリーズ。快適なプレイアビリティと近未来テクノロジーを両立し、音楽の領域を広げる可能性を持つユニークな製品だ。


フェンダーのギターモデル「Stratocaster」と「Telecaster」をフィーチャーした2つのラインナップに続いてシリーズに加わったのが、多くの先進的なミュージシャンに愛され続け、フェンダーのサウンド技術の歴史においても重要な役割を担う「Jazzmaster」をフィーチャーした最新モデル。


これまでのギターの概念を覆す幅広いトーンが加わり、音楽業界において定義されてきた“アコースティック”や“エレクトリック”というカテゴリーにしばられることなく、新しいクリエイティブやインスピレーションをアーティストに与えると確信している、とはフェンダーからのメッセージ。


シンガーソングライター/音楽プロデューサーであるリンジー・バッキンガムは、「Acoustasonic Jazzmaster」についてこう語る。「まだこのギターを長く使用しているわけではないけれど、スタジオで活躍することは間違いないと思ったよ。時間をかけてもっとこのギターのことを知りたいし、僕のよきパートナーになることをとても楽しみにしている。アコースティックギターはいつも僕のソウルメイトであり自分自身でもあるんだ。自分のスタイルを作り上げてくれたからね。僕の内にある音楽的なインスピレーションに呼応してくれる柔軟さが、この楽器にはあると感じてるよ。」


新登場の「Acoustasonic Jazzmaster」には、さまざまなアコースティックボイシングが搭載されている。新たに追加された4つのボイスが、既発売のモデルと比較しても大きめのボディを活用したより温かみのある自然なトーンを実現し、さらにブレンド・ノブでさまざまなニュアンスを切り替えることができる。このシンプルでありながらエレガントなコントロールにより、豊かなアコースティックトーンからエレキギターのフィードバックへの難しい切り替えが可能になり、その間の絶妙なサウンドのバランスも調整することが可能だ。


また、ティム・ショウが設計したハムバッキング・ピックアップによる新しいエレクトリックボイシングが加わり、Acoustasonicシリーズの中でも最も強烈なエレクトリックサウンドを創り上げている。特別に設計されたボディからネックヒールまでのあらゆる側面においても、最高のパフォーマンスを発揮できるよう計算しデザインされているのが「Acoustasonic Jazzmaster」なのだ。


フェンダーアコースティック＆スクワイア部門ヴァイスプレジデントのビリー・マルティネスは、「今回発表する新モデルは、5年もの年月をかけて、デザイン、設計そしてフォームファクタとテクノロジーを精製した集大成であり、このようにご紹介できることをたいへん誇らしく思います。Jazzmasterは、ユニークなギターサウンドを求める独創的なミュージシャンによってアイコニックな存在となりました。Acoustasonic Jazzmasterは、その伝統をさらに発展させ、 3つの強力なピックアップとFishmanアコースティックエンジンをすべて1つのブレンド・ノブで制御することで、比類のないサウンドを実現することに成功しました。」と述べている。


YouTubeには、「American Acoustasonic Jazzmaster」の制作を追ったミニドキュメンタリー「Versatile By Design」が公開されている。こちらもあわせてチェックしてほしい。