音楽フェス主催事業者らが「野外ミュージックフェスコンソーシアム」設立

音楽フェス主催事業者7社らが発起人となって、野外音楽フェスのさらなる発展を通した地方経済への貢献と持続可能なフェス文化の形成を目指す「野外ミュージックフェスコンソーシアム」が3月22日に設立される。

同コンソーシアムは＜SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER＞を主催する株式会社スペースシャワーネットワーク、＜RISING SUN ROCK FESTIVAL＞を主催する株式会社ウエス、＜ARABAKI ROCK FEST.＞を主催する株式会社 ジー・アイ・ピー、＜FUJI ROCK FESTIVAL＞を主催する株式会社スマッシュ、＜ROCK IN JAPAN FESTIVAL＞の企画制作を手がける株式会社ロッキング・オン・ジャパン、＜SUMMER SONIC＞を主催する株式会社クリエイティブマンプロダクション、＜RUSH BALL＞を主催する株式会社グリーンズコーポレーションらが発起人となり設立されるもの。地方との連携事例の共有や、安全安心なイベント開催に向けたガイドラインの策定とそれらの周知、政府や行政・自治体への要望などを共同して行うことで、いちイベント主催者では達成の難しい目標や課題の解決を目指す。

日本における野外音楽フェスの実施数はこの20年間で増加を続け、近年では全国で年間300件近くが開催されている。尚美学園大学の江頭満正准教授の試算によると、その経済波及効果は3700億円に達するという。「野外ミュージックフェスコンソーシアム」では、「野外音楽フェスは主催者のみならず、アーティスト、自治体、関連産業、ファンと共に作り上げるイベントであり、With コロナ/After コロナの時代にて、多様な主体が集うエコシステムとして発展させたい」としている。