クリス・アドラー「朝の6時にデイヴ・ムステインから“僕の人生を変える”電話があった」

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2015~2016年の期間、ショーン・ドローヴァー脱退後のメガデスに参加し、アルバム『Dystopia』(2016年)とそれをプロモートするツアーでドラムをプレイしたクリス・アドラー(当時ラム・オブ・ゴッド在籍)は、デイヴ・ムステインから朝の6時に誘いの電話をもらったそうだ。

彼の人生を変えることになったというその電話について、アドラーは『Age Of Quarantine』のインタビューでこう振り返った。「LAにいて、(ラム・オブ・ゴッドのアルバム『VII: Sturm und Drang』の)レコーディングをしているときだった。僕らは2005年にメガデスと一緒にツアーをやっていて、以来、僕はデイヴ・ムステインのギター・テックのWillie Gといい友人だった。それで、すごく朝早く、多分、6時くらいにWillieから電話があり、“君の電話が5分後に鳴るよ。出なきゃダメだ”って言われたんだ。その通り、5分後に電話があった。デイヴだったよ」

「そして、彼から“俺が信用している人たちの多くが、俺は君と話すべきだと言っている。俺はカッコいいスラッシュ・アルバムを作りたい。君に参加してもらえないかと考えている”って言われたんだ。あれは、正に“どっきりカメラ”モーメントだった。“マジか?”だ。僕の人生を変えたバンドだ。それが今、この電話で再び俺の人生を変えようとしている」

一時期、メガデスとラム・オブ・ゴッドを掛け持ちしていたアドラーは、2016年にメガデスを離れ、2019年にはラム・オブ・ゴッドを脱退した。現在は、昨年、元メガデスのジェイムス・ロメンゾ(B)と結成した新プロジェクトFirstborneで活動している。

アドラーが参加した『Dystopia』は、タイトル・ソングがグラミー賞最優秀メタル・パフォーマンスに輝き、メガデス初のグラミー受賞となった。

Ako Suzuki
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