【俺の楽器・私の愛機】020「エグい歪みに改造した往年の名機」

【グレコ　EG-700】（東京都　ラ・シェール　ないしょ）


10代で手に入れた生まれて初めてのEギターが、このグレコ EG-700。レッド・ツェッペリンとピーター・フランプトンが好きで好きで、ジミー・ペイジが使うサンバーストのレスポール・スタンダードと、ピーター・フランプトンのブラック・レスポール・カスタムの両方の良いところを持ったこのギターを購入した次第。

ネックは薄くフレットも低い。ボディは重量感があり、いまでも出来の良いギターだと思える。

すぐに、もっとガンガンに歪むピックアップが欲しい。でもシングルコイルの澄んだ音も欲しいという二律背反ともいえる思いが募って、ピックアップの交換に挑んだ。


そこでチョイスしたのが、当時大流行したディマジオのスーパーディストーション。で、シングルコイルの、、、という思いを同時に実現してくれたのが、デュアルサウンドなのだった。このピックアップはコイルタップができるので、シングルコイルにすることができるんですね。飛びつきました。

それで自分でボディに穴をあけてスイッチを取り付けたのだが、表面の塗装を割ってしまい、黒マジックペンでごまかすという情けないことになっている。が、たいして目立たないので、ま、これでいいかと。

これで高校の学祭や、そこそこのライブハウスで演奏した思い出深いギターです。


この後、もっとパワフルなソロイストタイプや、イングヴェイの影響でストラトに夢中になったため、このレスポールは押し入れに追いやられるのでありました。

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プッシュプルやプッシュプッシュ付きのポットがあれば、ボディ穴あけも不要だけど、そんな便利なポットなんて当時はなかったですよね。初めてのギターが今でも手元にあるなんて羨ましい。（JMN統括編集長 烏丸）


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