峰厚介、AL『First』再発

(C)Shigeru Uchiyama

峰厚介のアルバム『First』が、BBE Musicの大好評な和ジャズの名盤を発掘するアルバム・シリーズ、J Jazz Masterclass Series最新作として再発されることになった。

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本作は、60年代の後半から70年代の初旬をかけて日本で一世風靡した、モダン・ジャズ大旋風の有数アーティストの一人として現れたサックス奏者、峰厚介のデビュー作。濃厚なテクスチャーと音色、動的なリズムや差し迫った、角のあるメロディで強調され、当時変革が起きている日本のモダン・ジャズ界を象徴するアルバムのひとつと言われる。

今回のリイシュー盤は発売の1970年以来、初めての再発であり、峰は本作ではエレクトリック・ピアノを弾く日本ジャズ界の巨匠／キーボード奏者の菊地雅章とアメリカ人のミュージシャンの二人、ベーシスト、ラリー・リドリーとドラマー、レニー・マクブラウンと共演、このカルテットは日本ジャズ史上最も強力なデビュー盤といえるだろう。『First』の発表により、今後の日本ジャズ界で多大な影響を及ぼす、本物な才能の一人が誕生したことを知ることのできる一枚とも。また、それ以降にスピリチュアル・ジャズ、ポスト・バップ、モーダルとファンク・フュージョンなど多岐に渡るジャンルを網羅する次々の名作を発表し、名声を構築したアーティストの地位を本作で確立した作品だ。

なお『First』は、CD／配信とアナログ盤のそれぞれのフォーマットで発売。アナログ盤は、グラミー賞を過去にノミネートされた事のあるイギリスの名スタジオ、The Carvery Studioが45rpm用にカッティングされ、２枚組仕様で、オリジナル・アルバムのアートワークから完全にリイシュー盤が再現され帯付です。J Jazzシリーズの監修者の一人であるトニー・ヒギンズによる、峰厚介のインタビューも含む、4,500字の英語解説付、元スウィング・ジャーナル誌のカメラマン、内山繁が撮影した貴重な峰厚介のアーティスト写真も使用されている。



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