チープ・トリック、P・スタンレーの「新曲作る甲斐がない」に不同意。「自分達のために作ってるから」

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キッスのポール・スタンレーに限らず、キャリアが長くヒット曲を多く持つミュージシャンは新しい音楽を作ってもメリットがないと考える人は少なくないが、チープ・トリックはそれに賛同しかねるという。

ニュー・アルバム『In Another World』のリリースを控え、『The Jeremy White Podcast』にゲスト出演したチープ・トリックのロビン・ザンダー(Vo)は、スタンレーが最近、ファンはヒット曲を聴きたがるから新曲を作る甲斐がないと話したことについて意見を求められると、こう答えた。「僕らは、自分たちのために作っているってところが違うと思う。必ずしもファンのためってわけではない。僕らはいつも自分たちのためにアルバムを作ってきた。もしアルバムを作るのを止めたら、曲を書くのを止めたら、僕らは多分、解散するよ。そこなんだよ。僕らはそう考えている。ポールは現在の栄光に満足しているのかもしれないが、僕はそういう風には感じていない」

チープ・トリックは今週金曜日(4月9日)、通算20枚目となるスタジオ・アルバム『In Another World』をリリースした。ザンダーは1月に新作の発表を告知した際、「このバンドは音楽により結びついている。それが強力瞬間接着剤となり、僕らは曲を作りアルバムを出し続けている。そもそも、ツアーをやり曲を作りアルバムを出すためにこのバンドを始めた」とコメントしていた。

Ako Suzuki
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