花*花、約4年ぶりニューアルバムのリリースを発表

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花*花が、約4年ぶりのニューアルバム『52R45』のリリースを発表した。5曲入りのミニアルバムで、6月2日(水)に発売されるという。

◆花*花 画像

新作のリリースは4月17日(土)に神奈川・Billboard Live YOKOHAMAで開催された<花*花 20th anniversary 〜 bottoms up! 〜 in Yokohama>の中で発表された。以下、そのオフィシャルレポートをお届けする。

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2020年、デビュー20周年を迎えた花*花。「あ~よかった」「さよなら大好きな人」などの永遠の名曲を始めとして、数々のヒットを放ち、デビュー年に紅白歌合戦にも出演。震災の被災地を訪れて演奏したり、子供たちのために歌ったりと、マイペースであるが地に足の着いた活動を展開してきた20周年の昨年、ユニバーサルミュージックからの集大成のベストアルバムをリリースした。

2000年にメジャーデビューしても関西に住み続け、自分たちの生活や創作環境のペースを崩さないという、ネット社会の今では当たり前でも当時はまだ珍しかったワークスタイルをとってきた花*花。コロナ禍の中、昨年からは予定していたライブも延期になったり、キャンペーンなども自粛を余儀なくされた。しかし、大阪のクラッシック音楽の殿堂ザ・シンフォニーホールからの生配信ライブや、全国ツアー延期に代わって企画された無観客生配信の<B面ライブ>、全国の地ビールブルワリーと組んでリモートで乾杯する<ビールで乾杯プロジェクト>など、ソーシャルディスタンスを踏まえながらも、その動きを止めなかった。

その彼女らが4月17日(土)Billboard Live YOKOHAMAで万全なコロナ感染対策の元、20周年記念のライブ<花*花 20th anniversary 〜 bottoms up! 〜 in Yokohama>を行った。

2017年のアルバム『フォープレイ』に収録された「HIRAETH」でライブはスタート。「あ~よかった」「さよなら大好きな人」をはじめ、「愛を少し語ろう」や先日最終回を迎えたMBS『ちちんぷいぷい』の最初のエンディングテーマ「ずっと一緒に」、昨年のベストに収録された「小さい箱」「乾杯のうた」など全13曲を披露した。

「みんなの顔が見えた瞬間に泣きそうでした」とこじまが語るように、観客は声を出せないものの、会場内は終始アットホームな雰囲気に包まれ、雨模様の外の天気とは裏腹に、二人のピアノと声が横浜の空に優しく響いた。

今回、ステージ上で4年ぶりのニューアルバム『52R45(ゴー・トゥー・アール・フォーティーファイブ)』のリリースと、リリース記念ライブ開催を発表。アルバムは、20年を経た2人の大人の幸福感と、ここから生きてゆくための意志が伝わってくる内容。《昭和に生まれて 平成を泳いで 令和にたどり着いたよ》という歌い出しで始まる「茜空テールランプ」は、まさに人生は“旅”なんだなと実感させてくれるナンバーだ。「happy」はベランダでビールを飲んでいるCMソングかと思うほどのリラックスナンバー。「新しい今日」では、何気なく過ごしている毎日でも、少し考え方の角度を変えるとそれが“旅”の入り口になることを教えてくれる。ボブ・ディランのカバー「I shall be released」では、紆余曲折いろいろなことがある人生も時間はゆったりと流れていることを感じさせてくれる。アルバムの最後を飾る「一番星」は今のコロナの時代ならではの願いと優しい祈りに満ちている。

どの曲もピアノと声が主人公で、まさに横になって聴けるレイドバックしたサウンド。この時代を歩き続ける人たちにそっと寄り添う旅のしおり5曲が詰まったアルバムと言えるだろう。

ジャケットは可愛い車のイラスト。大人に成長した彼女らが、赤い自転車から水色の自動車に乗り換え、捨てきれない後悔や思い出という荷物を沢山積み込んで、まだまだデコボコ道の旅を続ける優しい決意がほんのり伝わってくる。


文◎星野広繁
撮影◎浜田大士

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■おのまきこ コメント

いいのができました。
とにかくレコーディング中からワクワクしていて完成が楽しみな制作でした。
みんな同じような状況の中でがんばっていますからね、今の少々息苦しさを感じる状況に、音楽で少しでもホッとしてもらえたら。希望、願い、懐かしさ…などなど、いろんな気持ちを閉じ込めたアルバムです。
音もジャケットも素敵に仕上がりましたよ。お楽しみに!
おのまきこ

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■こじまいづみ コメント

新しいアルバムが出来上がりました。タイトルは『52R45』と付けました。
デビューから20年、あちこちを旅して歌ってきました。でもこの1年は私達も例に漏れず、足止めを食った年になってしまいまして。馳せる景色はどれも、気心知れた仲間と他愛無い会話をして笑った、旅の道中のシーンでした。“Life is a journey, not a destination.” というエマーソンの有名な言葉がありますが、ああ、そう言うことだったのかと改めて思う今。
サウンドは、どの曲も地続きの列島や大陸を走るのに似合う、土臭くイナタイ音を選びました。Bob Dylanのカバー「i shall be released 」の歌詞は、震災後10年、コロナの真ん中の今に一番響く「いつの日かきっと」の気持ちを込めて歌いました。全5曲、R指定の「大人っていいもんだな」を詰め込んだ良い作品になったと自負しています。聴いて下さる方の人生の旅のお供になれば幸せです。
こじまいづみ

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ミニアルバム『52R45(ゴー・トゥー・アール・フォーティーファイブ)』

2021年6月2日(水)発売
UPCY-7723 ¥2,000(税込)
収録曲:
1. 茜空テールランプ
2. happy
3. 新しい今日
4. I shall be released
5. 一番星

<花*花” 52R45”リリースライブ>

2021年7月24日(土)大阪・あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
開場 15:30 / 開演 16:00
前売 大人 6,500円/子供(4歳〜小学生)3,000円 ※共に全席指定・税込
チケット
オフィシャル先行(抽選):
期間:2021年4月18日(日)0:00~4月19日(月)23:59
https://www.cnplayguide.com/hanahanaohp/

CD購入者先行(抽選):
期間:2021年6月2日(水)10:00~6月13日(日)23:59
詳細はCD封入のチラシをご覧ください。

一般発売
2021年6月19日(土)10:00〜

チケット引取開始日
2021年7月10日(土)〜

※公演日時点の政府及び地方自体のガイドラインに則って実施されます。公演内容や座席位置、販売方法などが変更になる場合がございます。

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