【インタビュー】CANDY GO!GO!、「55周年まで駆け抜けていく」

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■これからもCANDY GO! GO!は、曲がり切れないくらいの勢いで進み続ける

──10周年公演の場を通して、新曲「Understeer」を初披露しました。お客さんたちの反響、舞台の上からはどんな風に見えていました?

菜月アイル:みんな、「キャッチーでノリやすい」と言ってました。この歌、とても爽やかですよね。

なぎさりん:作曲をしたのは、CANDY GO! GO!の楽曲をメインでコンポーズしているOKBさんですが、いつものOKBさんっぽくないといいますか、これまで以上に気合を込め、たくさんの人たちの胸を騒がせる曲を作ったなという印象がありました。

磯野未来:楽曲をいただいたときから、「これがCANDY GO! GO!の新しい曲になるんだ」とメンバー自身が驚いたほどの清涼感がありましたからね。

──「Understeer」の歌詞には、どんな想いが込められているのでしょうか?

夏井さら:「Understeer」には「曲がり切れない」という意味があります。わたしはこの歌詞を、「これからもCANDY GO! GO!は、曲がり切れないくらいの勢いで進み続ける」「55周年まで駆け抜けていく」という意味に捉えています。

なぎさりん:今までの歌も、この歌も、どちらもCANDY GO! GO!らしいパッションがあふれているんですけど、これまでの歌を“重いパッション”の歌詞と捉えるなら、「Understeer」は“爽やかなパッション”と言える歌になっています。歌詞に「すべて自分次第」とあるように、今のCANDY GO! GO!らしい内容。何より、とても聞きやすい歌なんです。


──その「Understeer」を、7月7日にシングル発売します。今回、販売をエイベックスさんにお願いをしました。そこは、より広がりを求めてのこと?

なぎさりん:今回はエイベックスさんの力もお借りして、この作品を世の中に浸透させたいといいますか、CANDY GO! GO!の持つ熱意を伝えてゆくうえで協力していただくことになりました。

菜月アイル:とにかく、たくさんの人たちにCANDY GO! GO!の存在を知ってもらいたいですからね。

なぎさりん:わたしたち、ずっと自信はあるんですけど、それをまわりの人たちが気付いてくれないんですよ(笑)。それを伝えていく術が今のCANDY GO! GO!には足りないからこそ、お力を借りようと思っています。

──りんさんの熱意は伝わりました。他のメンバーは、今回のシングルについてどんな想いを持っているのかも教えてください。

永瀬りか:今回のシングル盤には、わたしが作詞をした「Nothing Lose」と「Color」が入っています。「Precious」を作詞したさらちゃんが、歌の中へ「未来への不安や、それでも頑張るぞ」という若さから来る熱い気持ちを込めているから、わたしは「Color」の中へ、いろんな経験を経たうえで未来へ向かっていく想いを記しました。「Color」はきっと、いろんな経験を重ねた大人ほど共感できる歌だと思います。わたし、「自分一人が頑張っても頑張らなくても、そんなに世の中は変わらない」と思っていた時期がありました。だけどコロナ禍の時期を通し、それこそマスクをすることや除菌をつねに心がけることもそうですけど、一人一人が頑張れば世の中は少しずつだけど変わっていくことを感じられたし、それからは「自分一人が」という気持ちを持たないようになりました。だからこそ「Nothing Lose」には、みんなで手を取り合って明るい世界にしていこうという願いを込めました。


菜月アイル:Nothing Lose」の中には、初めて語りを入れました。楽曲自体は明るくてキャッチーだけど、語りの部分だけ急に闇に変わるというか、色が変化するように、この曲をライブで披露するのも楽しみです。

夏井さら:わたし、初めて作詞をした「Precious」がCDになるのがすごく嬉しいんです。しかも、「Understeer」も「Precious」もわたしがリードを取らせていただいています。とにかく、たくさんの人たちにこの作品を届けられるように頑張りたいです!

宇野みずき:わたしも「Understeer」と「Precious」でソロパートをいただけたのが、すごく嬉しいです。

磯野未来:いつものCANDY GO! GO!の場合、りんさんやアイアイ(菜月アイル)がメインを取って歌うんですけど、今回のシングル盤は2人以外のメンバーがリードを取っています。CANDY GO! GO!はメンバー全員がメインを張れるんだよというのを知らしめる1枚になるんじゃないかな。

杉本莉愛:今回の4曲すべてに、今までのCANDY GO! GO!とは異なる色が出ています。「Understeer」ではサビ以外の部分で各メンバーのソロの声を聞けるし、「Nothing Lose」では逆にメンバー全員で思いきり歌っています。夏井さら・永瀬りか・宇野みずき・杉本莉愛で歌った「Precious」では、個人的なお話にはなりますが、Bメロのソロパートをいただけたし、そこではこれまでとは違った雰囲気の歌声も届けています。「Color」では、りんさんと永瀬さんという組み合わせで、大人の雰囲気をたっぷりと出しているように、そこも聞きどころです。

──10月からは、バンド編成でまわる全国ワンマンツアー「CANDY GO!GO!「BRAVE VENUS TOUR 2021」」がスタートします。

なぎさりん:超楽しみです。名古屋と仙台はバンドスタイルでのライブ経験はあるんですけど、新潟と大阪でのバンドライブは初めてになります。まして、大阪に足を運ぶのは本当に久し振り。以前は、東京以外で一番多く足を運んでいた場所だったからこそ、いろんな想い出もありますし大阪公演は本当にやりたかったからすごく嬉しいです。


──ツアーのファイナル公演となるのが、12月6日のTSUTAYA O-EAST。この場所へワンマンで立つのは初めてになりますよね。

菜月アイル:そうなんです。イベントでちょいちょい立っていた会場ですけど、あのステージに立つたびに、緊張やわくわくとした気持ちになったりといろんな感情が沸きだすから、当日どんな気持ちであの舞台に立つんだろうと思うとそれも楽しみです。

なぎさりん:TSUTAYA O-EASTは、ワンマン公演として立つべき場所だともわたしは思っています。よくバンドさんが、TSUTAYA O-WEST、恵比寿LIQUIDROOMとワンマンを成功させ、その次にTSUTAYA O-EASTに立ち、そこを成功させたら渋谷公会堂(現LINE CUBE SHIBUYA)へ向かうという道筋があるじゃないですか。そこを進むためにも、TSUTAYA O-EASTでのワンマン公演はCANDY GO! GO!として絶対に通らなきゃいけない場所なんです。

磯野未来:確かに通るべき場所ですけど、ワンマンで立つには大きい会場だから、今はまだ不安のほうが大きいです。

菜月アイル:今はまだ楽しむというよりも、挑戦という意識のほうが勝っているからね。

宇野みずき:バンドスタイルでツアーが出来ることは、すごく嬉しいんですけど、TSUTAYA O-EASTは恵比寿LIQUIDROOM公演の自分の動員目標を倍にはしなきゃいけなさそうだから、すでに気持ちは焦ってます(笑)。でも、今の環境をもっともっと広げていくためにも頑張りたいです。

夏井さら:わたし、TSUTAYA O-EASTの舞台ってまだ1回しか立ったことがないんです。初めて立ったときも、会場が大きすぎて無我夢中でやっていました。そこでのワンマンだけに、今はまだ楽しみよりも怖い気持ちのほうが勝っています。でも、全国ツアーはわたしも楽しみです。とくに大阪公演は、関西方面にいるおばあちゃんに「関西ではライブをしないの?」といつも言われてたから、ようやくそれを実現できることが嬉しいんです。ただ、大阪でのライブも、わたし自身は1回しか経験がないから、大阪の人たちにもわたしの魅力を伝えていけるよう頑張らなきゃなと思っています。


永瀬りか:わたし、ツアー自体が産まれて初めての経験になるからすごく楽しみです。とくに新潟と大阪の人たちには、初めてバンドスタイルでのCANDY GO! GO!を見てもらえるからこそ、そこをすごく楽しみにもしています。

杉本莉愛:わたしも全国ツアーは初めてだから、とても楽しみです。ただ、TSUTAYA O-EASTでのワンマンと言われても、わたしも今はまだ実感が沸かなくて。本番の日までには自信を持って迎えれるように、今からどんどん自信と経験を積み重ねていこうと思っています。

磯野未来:バンドスタイルでのCANDY GO! GO!のライブを見たことがないという人も、今はまだ多いと思います。だからこそ、こうやって生のライブを見てもらえる機会を作れたのは、すごく嬉しいこと。その経験を、また次へと繋がる布石にもしていきたいんですよね。CANDY GO! GO!のライブは生で見てもらってこそ一番伝わるから、今回をきっかけに各地へどんどん足を運びたいなと思っています。

菜月アイル:今回は5ヶ所ですけど、次は7ヶ所、その次は10ヶ所など、着実に場所を増やしながら、いつか全国各地を細かくまわりたいですからね。今は、もっともっとCANDY GO! GO!の存在を知ってもらわなきゃいけない時期。そのためにも、ライブ以外でのいろんなアピール方法も用いながら、これから露出していこうとも思っています。それもすべてはツアーの成功へ繋げるためと、CANDY GO! GO!の存在をもっと全国区へ広げていくためですからね。

なぎさりん:むしろ、今まで東京という枠にCANDY GO! GO!は収まり過ぎていたんですよ。だからこそ、今回の全国ツアーをきっかけに、自分たちから積極的に各地へ足を運び、少しずつ少しずつ全国各地に目に見える形でファンを増やしていきたいなと思っています。今回のワンマンツアーにしても、久し振りの大阪公演でいきなりワンマンと言っても、馴染みがないと足を運びにくいと思うんです。それは、他の地域もそう。まだワンマンツアーまで時間はありますから、それまでにもイベントへの出演などを通して今回ワンマンツアーでまわる地域はもちろん、いろいろ各地へ足を運びたいなと思っています。ぜひ全国のイベンターさん、お誘いをお待ちしています。もちろん、CANDY GO! GO!の存在をもっともっと知らしめていくためにも、いろんなメディアも積極的に攻めていこうと思っています。今年のCANDY GO! GO!は攻めますから!

取材・文◎長澤智典

<CANDY GO!GO! 10years anniversary Series Final One Man LIVE “GIGS–XTRAILS”>セットリスト

「Prologue」(OP演奏)
「神様のイジ悪」
「Dahlia」
「Born to fate」
「Yes-Yes-Yes」
「Let it rain」
「Deep Surrender」
「Love is self-restraint」
「We are!!!!!!!」
「Precious」
「CANDY」
-映像-
「スパンコール」(OP演奏)
「Understeer」(*7月7日に発売になるNew Single曲をここで、サプライズ初披露)
「いつか忘れられない女になる」
「Infinity」
「Since 2010~」
「Cinderella Call」
「YOU」
「Fake News」
「The last of days」
「endroll」
-ENCORE-
「OP~バンドセッション」
「HONEY TRAP」
「ファンファーレ」
「そしてまた逢えると云うよ」

「Understeer」

発売日:2021年7月7日(水)

[収録予定曲]
(1)TYPE-A(3曲入り)
1.Understeer
2.Nothing Lose
3.Color
XNOK-00004 価格(税抜)¥1,091(税込)¥1,200

(2)TYPE-B(3曲入り)
1.Understeer
2.Nothing Lose
3. Precious
XNOK-00005 価格(税抜)¥1,091(税込)¥1,200

<CANDY GO! GO! -Brave Venus Tour 2021->

10月9日(土)仙台MACANA
10月30日(土)心斎橋VARON
11月14日(日)HOLIDAY NEXT NAGOYA
11月21日(日)新潟GOLDEN PIGS
12 月6日(月)TSUTAYA O-EAST


◆CANDY GO! GO! オフィシャルサイト
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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