【世界珍楽器さんぽ #8】ノスタルジックで不思議な音色。笠を背負ったインドネシアの竹の琴

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今回紹介するササンドゥはインドネシアの東ヌサ、トゥンガラ州・ロテ島の弦楽器で、本コーナーで紹介する中でも特に珍しいものとなります。

この楽器でまず目につくのは、船の帆のような不思議な形状です。分類的には「ツィター属(琴類)」に入り、ハープ系の楽器となりますが、そう言われると確かに竪琴に似てるようにも見えますね。音色は何ともいえない哀愁漂うものとなっており、その響きからは古いテープを再生しているような、独特な懐かしさを感じます。


この楽器の“核”は中央を通る太い竹筒で、マントみたいに見える部分にはヤシの葉が用いられています。スチール製の弦の数には変動があり、38本ほどが主流のようですが、10本前後のものから60本近くのものがあるといいます。

同様の「竹筒に弦を張った琴」の仲間は東南アジア~アフリカ(マダガスカル島)にみられますが、背中に笠を背負ったものはなかなかありません。なんとも不思議な楽器ですね。この地域で採られる木材の質などが楽器に影響しているのかもしれません。


(BARKS編集部 安藤)

■今日の楽器「ササンドゥ」

地域:インドネシア 東ヌサ トゥンガラ州・ロテ島
分類:弦楽器
特徴:背面に背負った笠
日本での入手難易度:たぶん買うことはできない
ひとこと:見た目的にも大変珍しいが、特筆すべきは音色の独特な雰囲気だと思う。
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