【対談】竹内夢×シライシ紗トリ、1stミニアルバムに詰め込んだ“想定外“の魅力「誰もやったことがないことを」

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■彼女のアーティストとしてのポテンシャルを
■いろんな人に見て、聴いてもらう


──「時をかける少女」をカバーしようと思った理由は?

シライシ:どういう感じだったっけ?

竹内:原田知世さんの話をしてて。

──竹内さん世代ではないですよね?

シライシ:全然世代は違うんだけど、割と深いところまで知ってて。

竹内:世代じゃない曲、いろいろ知ってるんですよ。「なんでこの曲知ってるの?」っていわれてもただ好きで聴いてただけで。

シライシ:俺は単純にトーレ・ヨハンセン(スウェディッシュポップの立役者)プロデュースあたりの原田知世さんの感じが似合いそうだなって勝手に思ってて。そうしたら。

竹内:「原田さんのこのアルバム、めっちゃいいんですよね」って。

シライシ:お互いにわかる共通点が見えて、なら話早いわと思って、“「時をかける少女」は合うと思うよ”って話をして。

竹内:歌いました。

──そうでしたか。アルバムは「アイノウタ」、「時をかける少女」路線を掘り下げるのではなく、タイプの異なる曲が並びましたね。

シライシ:今回はバラエティーに富んでる。それぞれいろんなタイプの曲があって、いろんなタイプのアレンジがある。いまはいろんなことをやってるというのが彼女の強みで。いろんなことをやってる上でいろんなタイプのことが表現できるというのを出すのは、いまこのタイミングしかないと思いましたね。なにか一つのこと。例えば「テクノをやりましょう」とか「メタルをやりましょう」とかではなく、、

──方向性を極める時期ではない、と。

シライシ:そうそう。いろんなことをやってる時期だからこそ、いろんな楽曲に触れた彼女をドロップしたほうがいいのかなと思った。

──それで、あえてバラエティーに富んだものを歌わせるというプロデュースを施した。

シライシ:そうだね。

──ここからどの方向にでも行けるような出発点を作っておこうと。

シライシ:うん。これが1枚目だし、「私はこんなことできます」という彼女のアーティストとしてのポテンシャルをいろんな人に見て、聴いてもらうのがいいのかなという感じで。


──なるほど。「アイノウタ」の次にレコーディングした曲はどれだったんですか?

竹内:「月とハニー」です。これは歌がめちゃくちゃ難しかったです。なんせ、まだまだアーティストとしての私の歌を模索している時期でもあったんで、キーチェック一つとってもどのキーで歌うのか、どの声で歌うのがアーティストとして自分に合ってるのか。そこを一番時間をかけて、丁寧に作った曲です。かといって最後の最後まで悩んでたんではなくて。

シライシ:割と完成形はすぐに見えてきて。

竹内:「アイノウタ」をやっていたお陰で。今回アルバムを作って見えた竹内夢のアーティストとしてのキーは、この「月とハニー」で決めたキーでした。だから、高いっぽいです。私(微笑)。

シライシ:割と普通じゃないからね。選んでるキーのポジションが。

竹内:私もそれはやるまで分かんなかったんですよ。

シライシ:『おとうさんといっしょ』では男性と一緒にいつも歌うから、必然的に女性は高めのキーで歌うことになる。でも、低い方も歌わなきゃいけないから、レンジが広くないと対応できないんですよね。

──それを踏まえた上で「月とハニー」はこんなに高低差のあるメロディを飛び交う歌メロにした訳ですね。

竹内:違うと思います(笑)。

シライシ:そこはすいません、なにも考えてない。俺の作風でした(笑)。

竹内:本当に、本当に難しいんですよ。ただ高いだけなら全然いいんですけど、オクターブのボイトレやってるような動き方をしなきゃいけないんで。下をちゃんと出しつつ、ポーンって上に飛んでく。これ、めっちゃ難しいです! 

──そんな「月とハニー」の歌詞、竹内さんはどう解釈しましたか?

竹内:別れてしまったカップルがいて、まだ気持ちが残ってる主人公が、再びその相手に会ったときの不安な気持ちやもう1回やり直したいと思うちょっとワクワクする気持ち。そんなものが入った歌詞だなと思ってます。私はこの曲、難しいけど歌っててすごく楽しいです。

──“パパパ”のコーラスも楽しいんですよ。やたらとここ、耳に残りますし。

シライシ:いい化学変化を起こしてますよね。デモでは途中までしか作ってなかったんだけど、後半は勝手に自分で作って歌い出したんですよ。それがよかったからそのまま採用したんです。毎回そういう感じで。

竹内:ちょっとずつ。

シライシ:好き勝手にぶち込んできます(笑)

──だはははっ。そこに、竹内さんの「私は単なる“うたのおねえさん”ではないわよ」っていうアティチュードを感じますね。

竹内:私は単純に歌ってて気持ちいいものを口ずさんでいただけで、それが、よかったみたいです。

シライシ:でも、それってすごくクリエイティブなことだと思うし。色んなアイディアがバンバン出てくるのって本当に面白いし。それが成立してるんであれば絶対にありだから。カッコよければ「いんじゃね?」ってどんどん採用しました。


──その結果、自作曲「LOOKING FOR YOU」では“にゃーにゃーにゃー”という衝撃的なハーモニーまで採用しちゃった(笑)。

シライシ:そうですね(笑顔)。

竹内:お風呂場で考えたまんまです。

シライシ:これは「1曲ぐらい自分で作ったら?」っていって。

竹内:それで、メロディをまず考えました。でも、メロディだけで渡すのもなんだかなって思ったから歌詞をつけようと思って。

シライシ:そうしたら「犬のおまわりさん」みたいな歌詞がついてて。

竹内:でも、犬と猫は言葉は通じないはずじゃないですか? だから、猫の言葉が理解できなかった犬にして。

シライシ:この時点でとっても面白い。

──はい、大いに納得です(笑)。

竹内:書いた時点では採用してもらいたい気持ちはまったくなかったんです。

──え、本当に?

竹内:本当です。いい歌詞を後で書こうと思って、とりあえずつけた歌詞だったんです。それで、サビの部分はインパクトある言葉が思いつかなかったので“にゃー”でうめつくしたら。

シライシ:「いいっしょ、これで」って。

竹内:それで、私が書いたこの歌詞を2番で完結させて欲しいっていうことで、私の姉は私と違って文才がとてもあるんですよ。その姉に頼んで、ストーリーを考えてもらって2番をつけてもらいました。だから、作詞は竹内心になってます。

──これ、ライブではコール&レスポンスで「にゃーにゃーにゃー」はお客さんが歌わなきゃいけないパートになりますよね?

竹内:そこはみんなも振り切って、とことんやってもらいたいですね。歌詞はいまも書いてるんですけど。これを書いてから、なにも考えずにパッとその場で思いついたことを歌詞にするのが私のスタイルになりつつあります。パッと思いついたものが面白いらしく、、、ですか?(笑)

シライシ:そうだね。(笑)


──竹内さんのそういうユニークな感性がこの曲のクリエイティブの原点にはある訳ですね。

竹内:この曲は自分が思ったままやるのがいいんだってことを教えてくれた曲です。なので、これからも作詞・作曲は自分の感性を頼りに、パッと思いつくものを形にする。その感覚を大事にしていけたらなと思ってます。というので、どうですか?(笑)

シライシ:いいと思います。(笑)デモを化けさせるアイディアの発想とか、この人はクリエイティブ能があるタイプだっていうのは、これを作っていてすごい分かったから。この“想定外”なところは最大の魅力だと思いますね。


──アルバムのタイトルは竹内さんが考えたんですか?

竹内:私が考えたのは『スプーン』とか『フォーク』とか『パクチー』とか『フォー』とか『パン』だったんだけど、全部却下されて。

──想定外なところ、つきすぎです(笑)。

竹内:なので、フランス語で夢という意味のこのタイトルをシライシさんが考えてくださいました。

──写真とかMVにも、これまでのイメージとは違ういろんな表情の竹内さんがいましたね。

竹内:例えば『おとうさんといっしょ』は、笑って歌うことが多いんですが、「月とハニー」はそんなイメージとは真逆で、笑わないけど怒ってるようには見えない表情作りというのを研究してできたものですね。こういうところでも、いままでとは違う自分が表現できたと思います。


──このアルバムでアーティストとしての一歩を踏み出した後、竹内さんとしてはどんなアーティストになるのが夢ですか?

竹内:私は誰もやったことがないことをやりたいです。歌のお姉さんをやりながらアーティスト活動をしていく中で、そのギリギリを攻めつつ。「こんなことできるんだ」っていう誰もやったことがないような新しいことにも挑戦していきたい。そう思ってる心をずっと大事にしながら、いま感じてること、思ってることを作品に落とし込んでいきたいです。今回のアルバムを聴いて「夢ちゃん、こんなことできるんだ」と思ってくれた人たちを、今後の活動を通してもっとびっくりさせたい。宝箱を開けたときみたいな驚きを今後も次々と見せていきたいと思ってます。

──シライシさん、そんな竹内さんにアドバイスをお願いします。

シライシ:すくすくこのまま育ってくれ! 

一同:(笑)

取材・文◎東條祥恵
撮影◎野村雄治

竹内夢×シライシ紗トリ サイン入りチェキ プレゼントキャンペーン概要

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・BARKS編集部 Twitterアカウントから投稿される応募用のツイートをキャンペーン期間内にリツイートした方
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【賞品名・当選人数】
竹内夢×シライシ紗トリ サイン入りチェキ
1名様

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【応募期間】
2021年5月13日(木)〜2021年6月17日(木)23:59まで
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配送は国内のみ、賞品は2021年6月中に発送予定です。
※やむを得ない事情により賞品の発送が若干遅れる場合がありますので予めご了承ください。
※ 以下のような場合には、ご当選の権利を無効とさせていただきます。
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詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。


竹内夢 1st ミニアルバム『rêve』

2021年5月5日(水)リリース ※ヴィレッジヴァンガード限定販売
¥1800(tax in)
品番 NMCD-0001

[収録曲]
1)月とハニー
2) イルミレイン
3) アイノウタ
4) BrandNewShoes
5) LOOKING FOR YOU
6)時をかける少女

ヴィレッジヴァンガード限定販売店舗 (以下、全て)ヴィレッジヴァンガード
東京下北沢店
東京渋谷本店
大阪アメリカ村店
名古屋イオンモール大高店
埼玉県+PLUS(イオンレイクタウンmori)店
札幌エスタ店

ヴィレッジヴァンガード オンラインショップ:
https://vvstore.jp/i/vv_000000000237316/

配信情報

配信シングル第2弾 「月とハニー」配信中
https://ssm.lnk.to/TsukiToHoney

配信シングル第1弾 「時をかける少女」 配信中
https://ssm.lnk.to/TWKS


各曲レビューはこちらから読めます。
◆【レビュー】竹内夢、枠に収まらないポテンシャルの1stミニアルバム『rêve』


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